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☆ オリガ・モリソヴナの反語法  米原万里



集英社 (2005/10/25)
1960年、チェコのプラハ・ソビエト学校に入った志摩は、舞踊教師オリガ・モリソヴナに魅了された。老女だが踊りは天才的。彼女が濁声で「美の極致!」と叫んだら、それは強烈な罵倒。だが、その行動には謎も多かった。
あれから30数年、翻訳者となった志摩はモスクワに赴きオリガの半生を辿る。
苛酷なスターリン時代を、伝説の踊子はどう生き抜いたのか。感動の長編小説。

第13回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作。
これは文句なしの☆5つ ぜひ皆さんにも読んでほしい本です

1960年 プラハのソビエト学校で舞踊を教えていたオリガ・モリソヴナ
天才的な踊りと反語法を使った辛辣な嫌味、その後に続く下品な罵倒の言葉
30年後 教え子の日本人志摩とソビエト学校時代の友人カーチャが 彼女の謎めいた過去を追いかける

生き生きとした描写と紐解かれていく過去に どんどん物語にのめり込んでゆく…


偶然だけど 米原さんの「嘘つきアーニャ…」を読み  アイノ・クーシネンの「革命の堕天使」を読み そしてこの「オリガ・モリソヴナ…」を読んだことで スターリン時代のイメージが湧いてとても身につまされた

「嘘つきアーニャ…」も「オリガ・モリソヴナ…」も 難しく重苦しい題材を 暗くならずに生き生きと読みやすく描いている 米原さんの才能に感服です


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