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☆ 戻り川心中  連城三紀彦



講談社 1980.09
大正歌壇の寵児・苑田岳葉。二度の心中未遂事件で、二人の女を死に迫いやり、その情死行を歌に遺して自害した天才歌人。
岳葉が真に愛したのは?女たちを死なせてまで彼が求めたものとは?
歌に秘められた男の野望と道連れにされる女の哀れを描く表題作は、日本推理作家協会賞受賞の不朽の名作。

耽美と詩情―ミステリ史上に輝く、花にまつわる傑作五編。
「藤の香」「桔梗の宿」「桐の柩」「白蓮の寺」「戻り川心中」
圧倒的な世界観です ミステリと言うより純文学のよう

レトロな文体と背景に最初は戸惑ったものの あっというまに引き込まれました
引き込まれた先はなんとも美しく妖しげな世界…
美しく流れるような文章と 耽美的な世界を堪能しました

ミステリということでそれぞれの物語に殺人事件が出てくるのですが 殺人を犯す人間が 酷い人間でなく哀しい人間だと感じるのです
きっと 優しい物語なのでしょうね… 何とも切ない読後感です

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コメント

No title

ミステリィだというのを忘れてしまう様な、耽美的な世界ですよね。
読み進めたい作家さんですが、これを先に読んでしまって、後の作品選びに苦慮してます (^_^;)

No title

☆砂時計さん
確かにそうですね~
この雰囲気の後、どんな作品だと満足できるんでしょう^^;

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読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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