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◎ ハゲタカ 上下  真山仁



















        ダイヤモンド社 (2004/12)
バブル崩壊から15年余り。「失われた10年」を経てもなお、日本を覆う混沌の闇が晴れる気配はない。ただ一つ、誰もが知っているのは、このままでは日本は確実に死に絶えていくということだけ。
そして、グローバルスタンダードの名の下、外国資本が雪崩を打って日本に来襲。日本の命運を大きく左右するまでに至っている。
ある人は、彼らを“救世主”と歓迎し、ある人は、彼らを“悪魔”と怖れる。彼らの名は、「ハゲタカ」。
傾き始めた企業に死の臭いをかぎつけ、彼らの債権や株を安く買い漁ると、一気に買収へと乗り出す神出鬼没の集団。銀行では、再生不可能な企業を僅か5年足らずで蘇らせ、何処へともなく飛び去っていく。彼らにとって大切なことは、ただ一つ。「安く買って、高く売る」こと。彼らが飛び立った後には、時に屍の山が残り、時に見まごうばかりの光り輝く企業が出現する。
果たして「ハゲタカ」とは、何者なのか。情け容赦なく利益を吸い取るただの略奪者なのか。それとも、日本に奇跡の復活を遂げさせてくれる白馬の騎士なのか―。

「俺は悪党じゃないさ。正義の味方だ。ただ、世間の正義と俺の正義が違うだけだ」その男、鷲津政彦―。
「自分がどんなことをしても、この会社を蘇らせて見せる。そのために、自らが率先して行動し、従業員たちと一緒に汗を流す。それが、連帯感や希望を生むものです」その男、芝野健夫―。
「たとえ家族から鬼と言われ、恩師達から恩知らずといわれようとも、私は、祖母の御霊に誓う。必ず、私がミカドホテルを再び世界に冠たるリゾートホテルとして蘇らせてみせる、と」その女、松平貴子―。
この3人が数奇な宿命の糸に操られ、時に対立し、時に共鳴しながら展開される人間ドラマ。
日本の再生の鍵を握るものとは何か。そして、彼らは、自らに課した目的を充たすことはできたのか。絶望の淵から覗く今を生きるヒントとは…。
膨大な数の関係者への取材を重ねて紡いだ、世紀をまたがる壮絶な日本再生ドラマの行方は…。
バブル崩壊後の日本経済は こんなだったんですね…
とても面白く読ませて頂きました!

冒頭にフィクションと断ってあるけれど 無知な私でさえ これは○○銀行、これは○○ホテル、これは○○製菓やんな?ってすぐに解るくらいにはっきりと 実在の会社をモチーフにしています

特に 太陽製菓(たぶん東ハトがモデルなんだけど)旧経営陣はもうクソミソに描かれてるし 三葉銀行(三和がモデル)も これって問題にならないのかな?って思うくらい理不尽な旧体質を書いてられるんだけど…
フィクションって断ったらこれでもいいのか?(;^_^A

もちろん 全部が真実ではないにしろ 大きくは違っていないと思われる
そして残念な事に 未だに、こうした昔ながらの体質を持った企業は まだまだあるんだろうな

そして これは、私が漠然と感じただけなのだけれど…
この本の中に出てくる、厚顔無恥な旧体質の会社のトップたちを見ていて 今の政治家たちを思い浮かべてしまった

今までの歴史の中で出来上がった悪しき風習を 自分達の利益の為にいつまでも受け継いでゆく
収賄だ、公的資金の私的流用だとあちこちでたたかれながらも いつまでたっても一向に無くならない

「ゴールデン イーグル」に 日本の国もマネージメントしてもらいたいものです

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