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◎ 琥珀のまたたき  小川洋子



講談社 2015.9.10
妹を亡くした三きょうだいは、ママと一緒にパパが残した古い別荘に移り住む。そこで彼らはオパール・琥珀・瑪瑙という新しい名前を手に入れた。
閉ざされた家のなか、三人だけで独自に編み出した遊びに興じるうち、琥珀の左目にある異変が生じる。それはやがて、亡き妹と家族を不思議なかたちで結びつけるのだが…。
こちらも 小川ワールドですね~

末っ子を亡くし、子供を失うことに怯えた母が 引っ越しを機に他の3人の子供たちを屋敷に閉じ込める  決して門から出ないように 声を潜めて話すように…
塀の中で 3人は密やかに成長してゆく

小川さんの作品は「閉鎖的に囲まれた空間の中で静かに息づいている」というイメージがある それがそのまま表現されたような作品

小川さんと言えば「博士の愛した数式」が有名だけれど やっぱりこういう雰囲気が真骨頂度じゃないかな
「密やかな結晶」での隠し部屋は強烈なイメージが残っているし 「薬指の標本」の標本室はやはり閉ざされた空間だろう 

独特な世界観と完成度の高いお話…
ゆっくりと読み進めたい作家さんです


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