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◎ インドクリスタル  篠田節子



KADOKAWA/角川書店  2014.12.20
人工水晶の製造開発会社の社長・藤岡は、惑星探査機用の人工水晶の核となるマザークリスタルを求め、インドの寒村に赴く。宿泊先で使用人兼売春婦として働いていた謎めいた少女ロサとの出会いを機に、インドの闇の奥へと足を踏み入れてゆく。
商業倫理や契約概念のない部族相手のビジネスに悪戦苦闘しながら直面するのは、貧富の格差、男尊女卑、中央と地方の隔たり、資本と搾取の構造―まさに世界の縮図というべき過酷な現実だった。
そして採掘に関わる人々に次々と災いが起こり始める。果たしてこれは現地民の言う通り、森の神の祟りなのか?

古き因習と最先端ビジネスの狭間でうごめく巨大国家を、綿密な取材と圧倒的筆力で描きだした社会派エンタメ大作。構想10年、怒涛の1250枚!
これはおもしろかった!
私が インドを舞台にした小説を読むのが初めてだったからかもしれないけれど インド社会のもつ様々な問題をほんの少しだけれど垣間見れた気がした

そしてもうひとつ良かったのは 陰惨な場面をさらっと描いている事
これは賛否あるかとは思うけれど グロテスクな表現などがないのでとても読みやすかった

カースト問題 部族問題 女性問題 経済問題 色々な問題を抱えるインド社会だけれど どうすればみんなが人間らしい生活が送ることが出来るのか 
そしてNGOの在り方にも異議を唱えておられる ただ甘やかすような救済は彼達の為にならない いかに自立させるか… 難しい問題ですね(〃´o`)=3

そして最後の終わり方がいい
ロサをごくごく普通の女の子として心配する藤岡… 物語を通じて貫かれるその姿勢が この大きな問題の糸口になればいいと願うばかりです

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コメント

No title

読んでみたくなったー

インドって言えば
にゃ~ごさんに
インド映画 きっとうまくいく
教わって観た事を思い出しましたー

No title

☆いむっぺちゃんさん
おお~ 懐かしい^^
あれ以来 インド映画のいいのがないかと時々チェックしてるんですが まだビビビって来るのがないんですよ~(*^m^*)

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