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◎ 海うそ  梨木香歩



岩波書店 2014.4.10
ただただ無心に漏れ来る光の林よ・・・

昭和の初め、人文地理学の研究者、秋野がやって来た南九州のとある島。山がちなその島の自然に魅せられた彼は、踏査に打ち込む――。
歩き続けること、見つめ続けることによってしか、姿を現さない真実がある。著者渾身の書き下ろし小説。
しっとりとした中にも力強さのある作品ですね…

美しい自然と その中で生きている人々の朴訥な力強さ
人間の根源にも関わる信仰への迫害と 秋野自身の持つ心の傷
それらを圧倒的な筆力で描いている
そして 地名を初めとする言葉の味わい深さにうならされる

50年後の記述は 特に中高年の人間には響くんじゃないかな…
大切なものを破壊されてゆく憤りと 変わりゆくものを今の姿として認めていく心

そして 大切な物は根底を流れいつの時代にもそこにある



 色即是空 空即是色 

頭で理解はしても 人としてなかなか辿り着けません・・・^^;


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