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◯ ナオミとカナコ  奥田英朗



幻冬舎 2014.11.11
ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の“共犯者”になる。
望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。夫の酷い暴力に耐える専業主婦の加奈子。三十歳を目前にして、受け入れがたい現実に追いつめられた二人が下した究極の選択…。「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」

復讐か、サバイバルか、自己実現か―。前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。
;;;;(;・・)ゞウーン 評判がよかったから期待してたんだけど…
いくらなんでも 人を殺すという事を軽く描きすぎじゃない?

確かに勢いはあったし一気読みしちゃったけれど 文章の上手さと内容は別物だよなぁ

小説なのだからいろんな表現があっていいとは思うけど こんなに簡単に、そして無防備に人を殺すお話ってどうなんだろ…
殺された旦那の妹がすっごい意地悪みたいな描き方になってたけど 彼女の「私にはたったひとりのお兄ちゃん」って言う言葉に もっと重みをもたせてもいいんじゃないのかな

いくら暴力を受けてたからと言って 人を殺していいわけないのに…
多くの人が読まれる人気作家さんだけに こういう殺人の描き方はしてほしくないな

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コメント

No title

先ず、こんな計画で“殺人”というリスクを犯すかなぁと感想をもちました。
ミステリィや警察小説に毒されて過ぎのせいかとも思ったのですが、やはり“殺人”の扱いが軽いですよね。
奥田氏の女性描写には定評があるので期待してたのですが、残念でした。

No title

(¨)(..)(¨)(..)ウンウン 私も思いました!!
こんな杜撰な計画で 人を殺せるもんでしょうかねぇ^^;

ただ 奥田氏ってそんな底の浅い話を描くとは思えなくて… この意識の軽さも現実に対する警鐘なのかなぁと思ったりもしています

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