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◎ 物語のおわり  湊かなえ



朝日新聞出版 2014.10.7
妊娠三ヶ月で癌が発覚した女性、
父親の死を機にプロカメラマンになる夢をあきらめようとする男性……
様々な人生の岐路に立たされた人々が北海道へひとり旅をするなかで
受けとるのはひとつの紙の束。
それは、「空の彼方」という結末の書かれていない物語だった。

 山間の田舎町にあるパン屋の娘、絵美は、
学生時代から小説を書くのが好きで周りからも実力を認められていた。
ある時、客としてきていた青年と付き合い婚約することになるのだが、
憧れていた作家の元で修業をしないかと誘いを受ける。
婚約を破棄して東京へ行くか、それとも作家の夢をあきらめるのか……

ここで途切れている「空の彼方」という物語を受け取った人々は、
その結末に思いを巡らせ、自分の人生の決断へと一歩を踏み出す。

 湊かなえが描く、人生の救い。
面白い趣向ですね ひとつの未完の物語に自分ならではの結末を見出す
それぞれの立場によって 同じ物語から読み取るものが違ってくる
これこそ 物語の醍醐味なんじゃないかな・・・

「未完の物語を軸に読む人それぞれの思いを導き出す」っていう発想はありがちなのかもしれないけれど それをおもしろい趣向と思わせる構成がすごいですね
北海道を舞台にしているのもいいな

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