記事一覧

☆ ラブレス  桜木紫乃



新潮社 2011.08
馬鹿にしたければ笑えばいい。あたしは、とっても「しあわせ」だった。風呂は週に一度だけ。電気も、ない。酒に溺れる父の暴力による支配。北海道、極貧の、愛のない家。昭和26年。百合江は、奉公先から逃げ出して旅の一座に飛び込む。「歌」が自分の人生を変えてくれると信じて。それが儚い夢であることを知りながら―。

他人の価値観では決して計れない、ひとりの女の「幸福な生」。「愛」に裏切られ続けた百合江を支えたものは、何だったのか?今年の小説界、最高の収穫。書き下ろし長編。
久々に どっぷりとその世界に引きこまれるような小説でした

百合江と里美 と 小夜子と理恵 二つの時代を絶妙に絡めながら人として、女としての生き方を炙り出していく・・・
百合江の生き方に頷く心と反発する心 相反する心を持ちながらもどんどん引きこまれていきます 自分では知り得ない世界なのに、あっという間に引きずり込む作者の力に脱帽!

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

にゃ~ご

Author:にゃ~ご
読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

管理メニュー

カテゴリ

ブロとも申請フォーム