記事一覧

◎。ワイルドソウル  垣根涼介






















            新潮社 2009.10.28  
その地に着いた時から、地獄が始まった――。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは、政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す! 歴史の闇を暴く傑作小説。

俺たちの呪われた運命に、ケリをつけてやる――。日本政府に対するケイたちの痛快な復讐劇が始まった! 外務省襲撃を目撃した記者、貴子は、報道者としてのモラルと、彼らの計画への共感との板ばさみに苦悩。一方ケイと松尾は、移民政策の当時の責任者を人質にし、政府にある要求をつきつける。痛恨の歴史を、スピード感と熱気溢れる極上のドラマに昇華させた。

史上初三冠受賞の名作。(第6回大藪春彦賞受賞、第25回吉川英治文学新人賞受賞、第57回日本推理作家協会賞)
第二次大戦後のブラジル移民の問題を取り上げたお話 1961年って…この時代にまだこんな事があったんですね

史実を基にしたお話を とてもうまく小説に仕立ててらっしゃるなぁ
史実だけだと重苦しいお話が 貴子を絡めたことでぐっと小説らしく華やかに仕上がっている
その反面 後半はちょっと軽くなり過ぎた感もあるけれど・・・^^;
まぁ テーマの重さと読みやすさを考えたらいいバランスかな

政府の在り方を問うという内容も ドラマチックな筋立ても 魅力的な登場人物も 総体的にレベルの高い楽しめる作品だと思います

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

にゃ~ご

Author:にゃ~ご
読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

管理メニュー

カテゴリ

ブロとも申請フォーム