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◎。パリふんじゃった 花の都の奇人たち  尾嶋彰

 

文藝春秋 1995.11
ゴミの中に住む貴族、バスタブで羊の丸焼きに励むアフリカからの移住者…。パリにこんな人がいるなんて。
 
在仏25年の建築家が出会った、滑稽で不思議で哀しいフランス式「個人主義」。
1970年代のパリ
パリで活躍していた邦人建築家が出逢った 人々のお話が綴られている
 
当時のフランス国家、フランス人、パリと言う街に集まる様々な国の人々が
日本人の目を通してとても優しく描かれる
実話という事なのだけれど 作り話よりよっぽど面白い
 
まだまだ人種差別の多かったであろうパリで文化の違いやいろいろなトラブルに会いながらも 尾嶋氏の人々に向ける目の優しい事がこの本を素晴らしい物にしていると思う
 
なのに・・・
 
 
作者の尾嶋氏はこの作品を出版されてから3年後に 猟奇的とも言える事件に巻き込まれて殺されている
誘拐・監禁され、麻酔を打たれたのち銃殺され 犯人の自宅の冷蔵庫の中から発見されたのである
 
殺人依頼をしたとされる邦人の女性と実行犯の仏人は獄中で自殺 尾嶋氏を誘い出した日本人男性も保釈後、銃弾を受けて殺されている(未解決)
尾嶋氏に麻酔を打った看護士と運転手役の仏人男性二人の懲役判決で事件はピリオドをうったけれど いまだ謎の多い事件だそうだ
 
 
この本から受ける尾嶋氏の印象が暖かいだけに そんな最後が残念でならない
 
 
他の著書は 死後兄弟が遺作として出版した「財産が消えてゆく」
図書館に無いし でも読みたいな~o(-_-;*) ウゥム…
 
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