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☆ 六の宮の姫君  北村薫

 

東京創元社 1999/06(1992.4)
最終学年を迎えた「私」は卒論のテーマ「芥川龍之介」を掘り下げていく一方、田崎信全集の編集作業に追われる出版社で初めてのアルバイトを経験する。その縁あって、図らずも文壇の長老から芥川の謎めいた言葉を聞くことに。「あれは玉突きだね。…いや、というよりはキャッチボールだ」―
 
王朝物の短編「六の宮の姫君」に寄せられた言辞を巡って、「私」の探偵が始まった…。
これは ちょっと驚きの一冊でした
日常の謎解を代名詞にする北村氏ですがこれは芥川龍之介の謎に挑んでいます
 
芥川龍之介の「六の宮の姫君」が描かれた背景を 芥川と菊池寛をはじめとする友人達との交流を中心に推理してゆきます 
文学的な要素が多く読みづらかったけれど 当時の作家の方々の素顔が垣間見れてとても面白かった
 
『龍田の川の錦なりけり』をもじって 『芥の川の知識なりけり』なんて言われてたんだって~
芥川ってすごい知識人だったのね
 
 
与謝野晶子が死ぬのをとても怖がっていて 子供のお嫁さんに「あなたは力が強そうだから、私が死ぬときはギュッと押えていてね」って頼んでいたらしいとか 北村氏は正ちゃんの言葉を借りてこう言います
「そういうのって最後の時とは限らない 生きていく上で中空にいるみたいな人間の孤独を感じたら 理屈じゃなくって文字通り 揺れている自分を押さえつけてほしくなると思う」
北村氏の本を読んでてよく思うんだけれど やっぱ女性の感性だわ・・・ 
 
 
 
 ≪円紫さんシリーズ≫ ◎ 空飛ぶ馬  http://blogs.yahoo.co.jp/nyaago1142000/34362653.html
 
 
 
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