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○。 うつくしい人  西加奈子

 

幻冬舎 2009年2月
他人の苛立ちに怯え、細心の注意を払いながら重ねていた日々を自らぶちこわしにした百合。会社を辞め、「ただの旅行」で訪れた島のリゾートホテルのバーにいたのは、冴えないがゆえに百合を安心させるバーテンダー坂崎と、暇を持て余す金髪のドイツ人、マティアスだった。
美しい瀬戸内海の離島、そこしかないホテルで不思議に近づく三人の距離。地下には、宿泊客が置いていく様々な本が収められた図書室がある。本に挟まっていたという一枚の写真を探すため、ある夜、三人は図書室の本をかたっぱしから開き始める―。
 
会社を逃げ出した女、丁寧な日本語を話す美しい外国人、冴えないバーテンダー。非日常な離島のリゾートホテルで出会った三人を動かす、圧倒的な日常の奇跡。
半分くらいまでは負のパワーで食傷気味だったけど 後半はとってもよかった
 
この本は西さん自身 かなり不安定になってられる時期にこの物語を描かれたらしく あとがきに
=== 今から思えば何であないな状態やったん? と不思議がるばかりですが、でも、原稿を読み返してみると、「ああなんかめっちゃしんどい」が、迫ってきます。 それを必死で書いて、全力で振り払おうとしているのが、ぶんぶんに匂う! === と書かれています
 
西さんご本人を筆頭に “百合”のような人がいっぱいいるんだろうなぁ
生きていくために無理をしている人 その無理をしんどいと喘いでいる人・・・
この本を読むことで 少しでも楽になれたらいいですね
 
いいかげんであること 自分の好きなものを大切にすること 感情を表に出す事(特に泣くのはいいみたい) 
一概には言えないでしょうし 難しいですけれど・・・
 
この本を読んで 西さんの魅力の原点が見えたような気がしました
 
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コメント

No title

読んでみたくなりました

No title

こんばんは♪素敵
記事ですね。知らぬ間に追い込んでしまう事ありますね。
自然体な方に、私は凄くひかれます。
読んでないので、早速読みたいです、
ありがとう(*^^*)

No title

☆いむっぺちゃん
精神的に病んだ主人公がだんだん立ち直っていく過程が描かれている本なのですが 前半は病的な精神的状態が延々と描かれていて 結構うっとおしいです^^;
ただ 誰しも多かれ少なかれこういう時があると思うので 段々回復してゆく主人公を見ると ほんとよかったなぁ~って♪

No title

☆夕凪さん
知らぬ間に・・・ そう、自分では気がつかないんですよね!
自然体でいるというのはとてもとても難しい事ですね

前半 病的な精神的状態が延々と描かれているのでしんどいですが 後半 主人公が回復してゆく様子が嬉しいです^^

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