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☆ 何者  朝井リョウ

 

新潮社 2012年11月
「あんた、本当は私のこと笑ってるんでしょ?」
学生の名刺、海外ボランティア、学生団体リーダー、学祭実行委員―― 就活の情報交換がきっかけで集まった五人の、切実な現実。影を宿しながら光へ向いて進む就活生の自意識をあぶり出す
この世界を組み変える力はどこから生まれ来るのか。何者かになろうともがく就活大学生のひりひりした日常。リアルで切実な長編小説。
2012年 第148回 直木賞受賞
受賞作品って「どうしてこの作品?」って思う事も多いのだけれど これは納得! そして本の紹介文も「ナンカチガウ・・・」と思うことが多いのだけれど ↑これも納得!!
就活を通して 今の若い人の強さも弱さも いい所も悪い所も とってもよく描かれていると思う
 
拓人の扱い方が凄い この微妙なキャラがとても上手く描かれてる
読んでいる人間に「うんうんそうだよね」って共感させておいて 最後に理香に責められてるのは拓人?それともそこに共感していた読者?? 
 
だってみんな持っていると思う 理香や隆良やギンジのような部分、そして拓人のようなところも 他人のそういう所が気になるっていうのは自分も持ってるからなんだよね
見栄をはったりいいかっこしたり陰で友達の成功を妬んでみたり・・・それって悪い事じゃないと思う、格好悪い事だけど決して悪い事じゃない
 
就活なんかで一人の人間のどこまでが量れるんだ?!って思いもあるけれど 学生から社会人へとなる人生の節目に こうやってとことん自分自身を見つめるのはいい機会なのかもしれないな
 
 
最後に 光太郎の言葉
「―前略― 終業式が終わったら次は二学期、卒業式が終われば中学生、部活を引退したら受験生、みたいなのがさ、今まではあったわけじゃん、ずっと!」「俺たちって今までそうやって、自動的に区切られてきたわけじゃん?小学校入って六年経てば中学生って名前に替わって、三年経ったら高校生って名前になって。でもこれからは、自分でそれをしていくしかないんだなってことなのよ」「―前略― これからは、もう自分で動かないと自分の名前って変わんないのかとか、いきなり思っちゃったんだよなー。俺、これから何もしなかったら、今の俺のままじゃん、これから先ずーっと」
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