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◎ 鳥かごの詩  北重人

受験のための絶対条件は個室  山形から受験のために上京してきた鳥海康男がようやく探し当てたのは、東京下町の奇妙な新聞販売店  個室は、段ボールで仕切られた「鳥かご」のような部屋だった
住み込みで働くのは、風変わりな面々  配達先も癖のある住人ばかり  康男は、初めての東京、仕事に悪戦苦闘し、恋や事件に巻き込まれていく
 
時代小説に新たな地平を開いてきた北重人、唯一の現代小説
描かれるのは昭和四十一年の風景、そこかしこにあった人情、人生が動き出した時・・・
年代といい設定といい 私的にはあまり好きではないタイプのお話なのに さすが北さん!読ませてくれます
 
テツ、トシ、倶利伽藍紋紋の爺さん、時田さんに白布さん、そしてサキちゃん 個性的な登場人物が織り成す
青春の一ページを鮮やかに切り取ったようなお話です
 
前後のお話はないほうが小説としては締まると思うのだけれど・・・ でもこれを読まれた中年の方が 自分自身の青春の一ページを振り返って今を生きる心の支えに出来たりするのであれば これでいいのかな
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