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◎ 水に眠る  北村薫

見合い話に苛立ち、後輩の若さがふと眩しい美也子の淡々とした日々に鳴り響く謎の電話。そして一年が過ぎて…「恋愛小説」
同僚に連れていかれた店で飲んだ水割りの不思議な味。ある切ない夜、わたしはその水の秘密を知る…「水に眠る」
 
人の数だけ、愛がある―様々な愛の形を描く短篇集
不思議でせつない短編10編・・・
 
「恋愛小説」 会社では古参になり、親は見合い話を度々もってくる  そんな美也子のもとにピアノの調べの無言電話がかかってくる  誰が掛けているの?
「水に眠る」 同僚に連れて行かれた店で飲んだ水割りのチリチリとするような切ない味 その秘密は水にあった
お風呂の水の皮をはがし その間に滑り込む・・・
「植物採集」 美人で才気煥発な京子 格好よくはないけれどいい人である俊一が気かかるのだけれど・・・
そんな俊一が彼女に貰ったネクタイを汚した時 京子はそのネクタイを同じ物と摺り変える
「くらげ」 娘が水遊びで洗面器を被ったことにヒントを得て発案した個人空調機“くらげ” 大ヒットしたこの商品は 時を経て変化し個人を包むベールに色を付けれるようになって くらげのような人々が街を漂う
「かとりせんこうはなび」 こんなにも安らかな無言の調べを耳にするのは初めてだった・・・思いやりと独特の感性に溢れた年の離れた嫁、真貴 
「矢が三つ」 男性の人口が女性の2倍 そんな世界では一夫多妻ならぬ二夫一妻制 妻と第一パパに第二パパ、そして第一パパとの間の娘との4人家族 それぞれの思いが入り組んで・・・
「はるか」 親の後を継いで新しい場所に書店を開く事になった英造 オープン前の店頭で「アルバイトいりませんか?」と話かけてきた“はるか”の天然な日々^^
「弟」 昔世話になった監督の依頼で初めて主役を務めるという年老いた役者の独白 役作りの話と昔話が行ったりきたりしながら語られていく
「ものがたり」 受験で泊まっていた嫁の妹が 自作の物語を聞かせてくれた その物語に込められた思いとは
「かすかに痛い」 眼鏡が歪んだことで感じるかすかな違和感と頭の痛み それと同じ痛みを感じる彼との関係
 
 
北村さんって こんなお話を描かれるんですね~
時間3部作(かな?)とベッキーさんシリーズしか読んだ事がなかったので なんだか意外な感じがしました
とても感覚的な物語ですね
みんなよかったけれど 特に好きなのは「植物採集」「せんこうはなび」「矢が三つ」「かすかに痛い」かな
 
この切ない感じもいいけれど こういう雰囲気で、読後に心があたたか~くなるようなお話を 北村さんに描いてもらいたいな
北村さんの世界の広さを感じさせてもらえる一冊でした!
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コメント

No title

最近はなかなかコメントできずにすみません(^_^;)
読書記事もあまり書けてないし…

心温まる話しをいくつも読めるのは良いですね♪
一話一話を味わって読みたいなぁ(*^o^*)

No title

こちらこそ ご無沙汰しています^^;
忙しいときは無理をせず お互いぼちぼちいきましょう~(*^m^*)

最近疲れているからか 暖かいお話が読みたいなぁなんて思ってしまいました
疲れてると 集中力もなくなってくるので 短編は読みやすいですよね(〃⌒∇⌒)ゞ

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読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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