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◎ フォーティ 翼ふたたび  石田衣良

人生の半分が終わってしまった それも、いいほうの半分が
会社を辞めて、投げやりにプロデュース業を始めた喜一・40歳の元を訪れる、四十代の依頼人たち
凋落したIT企業社長、やりての銀行マン、引きこもり…
 
生きることの困難とその先にある希望を見つめて、著者が初めて同世代を描いた感動長編
4TEENもよかったけれど これもよかった
石田衣良の恋愛物は苦手だけれど こういうのはいいな
 
会社をやめて自分でプロデュース業を始めた喜一と 彼に関わる40代の人々のお話
凋落したIT企業の社長とAV女優のお話、一流銀行員と急に離婚を言い出したその妻 学生時代からの友人でありライバルである友人と三人三様の未来、23年間自分の部屋に引きこもったまま40歳になった男、一流メーカーの時期社長と彼の為に別れを切出す恋人、ずっとフリーターで働いてきて世間を知らぬまま起業するオタク男、40をすぎて癌に侵されて終わりを覚悟した男とその男の子供を生む覚悟をした女
そして それらのお話の集大成をプロデュースする“ゴールデンファイブ”
 
決してかっこよくはないけれど みんな必死にもがいてる・・・ そして そこから何かを見つけてゆく
目新しいお話ではないけれど うまく書かれていて安心して楽しめる
 
 
そして 吉田信子さんの解説にびっくり!
平成19年度の自殺者数 33093人    同じ年の交通事故死者数は5743人
なんと交通事故で命を落とした方の6倍近い方が自ら命を絶っているのだそうだ・・・
そして50代の自殺者は20代の2.1倍 60代になると3.7倍になると言う
中高齢者の苦悩が現れた数字ですね(o´_`o)
 
リアルタイムに この苦悩の真っ只中の私
吉田さんがこの書の中で一番好きだと揚げてられるフレーズを心に刻んでおきたい
 
“余計な荷物を全部捨ててしまっても、人生には残るものがある。 それは気もちよく晴れた空や、吹き寄せる風や、大切な人のひと言といった、ごくあたりまえのかんたんなことばかりだ。 そうした『かんたん』を頼りに生きていけば、幸せは誰にでも手の届くところにあるはずだ。”
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