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◎ 半島へ、ふたたび  蓮池薫

僕のなかの北朝鮮は、消し去ろうとしてもそう簡単に消し去ることができない
 
ボートで運ばれながら、殴られて腫れ上がったまぶたのすき間から見た最後の日本の姿は、故郷柏崎のほんわかとやさしい夜景だった
その二日後、北朝鮮に着いて目にしたのは、冷たく暗い清津(チョンジン)の夜景だった――
 
拉致被害者である著者が、「北」に隣接するソウルを旅して吐露する辛苦に満ちた24年の記憶
初めての手記
 
これは いい意味で予想に反した本でした^^
もっと重い内容かと身構えて読んだのですが 蓮池さんのお人柄を偲ばせるとても読みやすい素直な文章で 気持ちよく読むことが出来ました
 
〈第一部 僕がいた大地へ〉は蓮池さんが2008年に訪れた韓国で感じられた事のあれこれを 〈第二部 あの国の言葉を武器に、生きていく〉はその旅の前の8ヶ月を それぞれブログに綴ったものを整理したもの
 
北朝鮮への思いや彼の地での暮らしぶり 北朝鮮と韓国の比較や朝鮮の方々(韓国、北朝鮮それぞれ)の日本に対する思い そして帰国後の思いなど とても興味深かい内容でした
蓮池さんの翻訳されている本もおもしろそうだったので また読んでみたいな
 
24年もの時を奪われながら こんなふうに冷静に客観的に見ることができる・・・凄い事ですね
 
 
=忘記録=
ケンチャナ精神(韓国の国民性を現すとも言われる考え方)・・・困難な時でも大丈夫と楽観的に考える一方、大事な事でも多少いい加減に対処する考え方
 
 
蓮池さんが訳した詩集 「ハル 哲学する犬」から
 
 目のないままに太陽を見たら、まぶしさより、
 まずその暖かさに気づくことでしょう。
 花を見たら、美しさよりさきに、香りをかんじるはずです。 --- 「この世でほんとうに大事なもの」より
 
 9つ持っていながら、10を満たそうとするから
 いつも追われて余裕がないのです              --- 「気楽になる練習」より
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コメント

No title

>9つ持っていながら、10を満たそうとするから
いつも追われて余裕がないのです

本当にそうですね。
人はどうして無いものばかり欲しがってしまうのでしょうか。
自分の周りを見ればこんなにたくさんの幸せがあるのに。

本当に日々に感謝して生きていくべきだと強く思いました。

拉致被害者達の帰国を心から強く願います。

TBさせてくださいね。

No title

☆ふわちびさん
ほんとうに 一刻も早い帰国を願いますよね!
関係者が高齢化する中 一向に進まない交渉にやるせない思いです。。。

TB ありがとうございます^^

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読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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