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◎ Anniversary50 =カッパ・ノベルス創刊50周年記念作品=

Anniversary50 =カッパ・ノベルス創刊50周年記念作品=
光文社 (2009/12/17)

人気シリーズを含めた、すべて書下ろしのアンソロジー
「50」をキーワードに、本格推理から時代小説まで幅広く、多彩な物語が生まれました
一見簡単そうで実は難しい「縛り」に、人気作家が果敢に挑んだ「豪華作品」です
 
収録されている作品には、大沢在昌氏の「新宿鮫」の鮫島をはじめ、森村誠一氏の作品には棟居刑事、横山秀夫氏の作品には"終身検視官"の異名を持つ倉石などが登場し、ファンにはたまらない内容となっています
ほかに、「深泥丘奇談」シリーズの綾辻行人氏や、火村英生が登場する有栖川有栖氏の作品や、若き日の御手洗潔を主人公にした島田荘司氏の作品も
人気作品のオリジナル短編としても愉しめ、そして初めて読む人にもその作品世界を堪能できる、贅沢な作りになっています
さらに、田中芳樹氏、道尾秀介氏、宮部みゆき氏の豪華オリジナルの味わい深い作品が収録されています
 
「深泥丘奇談-切断」 綾辻行人 ・・・ 深泥森神社で発見されたというバラバラ死体 犯人も捕まっていると言うのに 刑事はまだ殺人かどうか解らないという・・・ 50回の切断に50のバラバラにされたパーツ
私(主人公)の記憶は曖昧で そして言葉にすらならない“******”  なんとももどかしい感じの作品です  切断のこだわりも意外性はあるものの なんかな~^^;
 
「雪と金婚式」 有栖川有栖 ・・・ すばらしい時間を過ごした金婚式の夜 離れを貸している義弟が殺された
夫の雄二は“僕には判ったみたい”と妻に告げ警察に行こうとするが 事故でここ一年の記憶を失くしてしまう
犯人を推理するのではなく 雄二が何をもって犯人を推理したかを推理する?wという試みはおもしろいのだけれど 謎解き部分はちょっとあっけなかったかな  でも老夫婦はとっても素敵で この物語は大好きです^^
 
「五十階で待つ」 大沢在昌 ・・・ 新宿の街に存在するという 謎の超大物ボス「ドラゴン」
噂では 彼は跡継ぎを街から見つけて指名するという  ある日「ドラゴン」からと思われる呼び出しがあって・・・
これは納得! 納得しすぎて面白みにかけるかな?(*・m・)  鮫島刑事の登場がうれしいですね~
  
「進々堂世界一周 シェフィールド、イギリス」 島田荘司 ・・・ 御手洗氏がイギリスで出逢った 知的障害を持つ青年ギャリー  彼は重量挙げで優れた能力を持っているのだが 障害者への偏見からステップアップのためのコーチに恵まれないでいた  その事だけでなく成長してくる中で遇ったさまざまな偏見と迫害・・・ 彼の未来は?
とても考えさせられる深いお話だったのですが ミステリーかと思って読んでいたので ( ̄ー ̄?)アレ?って感じになっちゃいました^^; 
  
「古井戸」 田中芳樹 ・・・ 昔、イギリスの名家から 呪いだか祟りだかが気になるので刑事をひとり捜査によこして欲しいとの依頼があった  そこで耳にした古井戸に纏わる昔話  しかし当主は呪いを気に病んでいたのではなくそれにかこつけて危害を加えられるのでは?という危惧だった 
これは答えのないミステリーですね~ 赤ん坊の取替えすら本当のことかどうかわからない・・・
色々想像の余地があって こういう結末もおもしろいです
 
「夏の光」 道尾秀介 ・・・ 祖母と二人暮らしの清孝 その祖母が野良犬ワンダと死闘を繰り広げた日からワンダが姿を消した その頃宏樹の父が撮った写真に写っていた一筋の赤い流れ・・・その直後清孝がその方角から角材を持って現れたという  清孝はワンダを殺したのか?
これ好き! 本当の強さとは・・・ 大人でも大切な物を本当に大切に出来る人は少ないから
清孝と私(主人公)には 心からのエールを送りたい
 
「博打眼」 宮部みゆき ・・・ ある朝 父の異変とともに“あるもの”が飛んできた 蔵に押し込めた“あるもの”は 閉じ込められながらも不穏な気配を撒き散らす その正体はなに?
宮部さんお得意の江戸怪談です 怪談話なのに暖かくってほのぼのした感じがします^^
ちょっと物足りなかったのは竹兄の過去 意味深な描き方だったので もうちょっと博打眼と関わりがあるのかと・・・ でも やっぱ好きだわ~ 宮部ワールド♪
  
「天の配描」 森村誠一 ・・・ 駅でのひったくり事件、田舎から出てきてすぐスリに遇い弥生に助けられる青葉、弥生の下着を執拗に狙っていた下着泥棒の遊佐、弥生の猫を拾い可愛がっていた太田、弥生の死体を発見した太田と鉢合わせをし通報した弥生の隣人佐山  それぞれのお話を独立した感じで描き 最後に事件との関わりを考えるという手法は 新鮮でおもしろく感じた
ただ 表現や言葉がちょっと古臭く感じる所が・・・森村さんっておいくつくらいなんだろう^^;
 
「未来の花」 横山秀夫 ・・・ S県で起こった事件の検視の助言を求めるべく 「終身検視官」の異名を持つ病床の倉石調査官を尋ねた今村警部  写真と今村の話だけで倉石は自分達が思ってもみなかった答えを導き出す  そして最後には今村の不安までもを見透かしてしまうのだ
ヽ(*⌒∇^)ノヤッホーイ♪ 倉石検視官の登場だ~~~~♪ 相変わらずの洞察力と人の心を押し計る優しさ
もう大満足♪  でもでも・・・舞台は癌病棟(;-_-) =3 フゥ 
横山さん ぜひ病気を治して復帰させてください! 切に切にお願い申し上げます!!!
 
 
読む前から 豪華な顔ぶれだなぁと思っていたけれど 読み応えのある一冊でした
好きな作家さんのは面白かったな~ 好みってやっぱりあるんですね^^
 
 
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コメント

No title

豪華なメンバーで、どれも楽しめましたね☆

私は新宿鮫シリーズをちゃんと読んだ事がなくて、読んでみたいな~と思いました。

私からもTBさせて下さいね(*^^*)

No title

ほんとうに 安心して読める作家さんばかりでした^^

私も「新宿鮫」は昔ちらっと読んだだけなので この機会に読んでみようかな~

TB ありがとうございます^^

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