記事一覧

◎ Invitation

Invitation.jpg
文藝春秋 (2010/1/12)

まさにオールスター 超豪華な8人のミューズたちが腕によりをかけた絶品短篇集
 
トップは江國香織さん。別居中の人妻の寝室に蛾が舞い込んで……
甘美で繊細で、実はけっこう怖い小説の館の扉が開かれます
『猫を抱いて象と泳ぐ』でリトル・アリョーヒンの奇跡を描いた小川洋子さんは巨人に挑戦、川上さんの軽み、小池さんの切なさと続いて、桐野さんはなんと時代物、高樹さんはミステリータッチ
高村さん描く初老の警邏(けいら)の狂おしい恋には泣かされますし、トメは林さんのこってりした女の官能
 
では、皆様、彼女たちの招待を受けていただけますか?
 

有名女流作家 8人・・・ それぞれ どんな顔をみせてくれるのかと楽しみな一冊♪
  
江國香織 「蛾」 ・・・ 結婚して20年、他の女を好きになったと家を出て行った夫  離婚を望む夫と籍を抜くつもりのない房子 そんな房子の頼りない心が江國さんらしい独特の空気で描かれている
 
小川洋子 「巨人の接待」 ・・・ 世界的な作家“巨人”がの来日で通訳となった私  頑固、偏屈 と言われる巨人の本当の姿と 私との静かな心の触れ合いを描く
 
川上弘美 「天にまします吾らが父ヨ、世界人類ガ、幸せデ、ありますヨウニ」 ・・・ 二十数年前に、ちょっとの間だけ、恋人みたいな関係だった関谷君 そんな彼との再会を中心に40半ばの微妙な女性の心を描いている
 
桐野夏生 「告白」 ・・・ 鎖国の時代 薩摩の煙草商人ヤジローはささいなことから藩の役人を殺め 海外へと逃亡する 日本人など居ないであろうと思って辿り着いた天竺のゴアで 物乞いのような老人に話しかけられる
「あなたは日本の方ではありませんか」 着いて行った老人の家で聞かされた物語とは
 
小池真理子 「捨てる」 ・・・ “地元では誰もが知っている建築会社の跡取り息子”と結婚して7年  夫にも何も知らせずただ出てゆく事にした女・・・「私ね 全部捨てることにしたの」
 
高樹のぶ子 「夕陽と珊瑚」 ・・・ ヘルパーとして働き始めた由美が初めて担当になったミツ子  彼女がいつも身に付けている珊瑚のブローチは若い頃の恋の思い出だという  その恋の相手が解り時々ミツ子を連れて逢いに行くようになるのだが・・・
 
高村薫 「カワイイ、アナタ」 ・・・ 主人公が若い頃、引退した先輩警官から聞いた話を手紙にした という形で語られる  老いを感じる年代にみた妄想・・・それは先輩の語ったとおり 交番を訪れた男のものだったのか それとも先輩自らの想いだったのか
 
林真理子 「リハーサル」 ・・・ 孫が生まれたら男と別れる、52歳の未知果はそう決めていた そう思いながらも揺れる心  未知果が恐れているのは老いることではなく、老いで男を失うことなのだ  
 
 
;;;;(;・・)ゞウーン 一言で言うと “濃いね~” って感じかな(*^m^*)
人生の経験と作家としての力量を兼ね備えた女性がこれだけ集まると やっぱりさらっと・・・とはいきません
 
好きなのは 小川洋子さんの「巨人」 静かな暖かさが素敵♪
高村薫さんの「カワイイ、アナタ」はテーマも硬質な感じも好きなんだけど 初老の男性心理なんですこし感情移入しにくかった
高樹のぶ子さんの「夕陽と珊瑚」も面白かったのだけれど ちょっと個性に欠けるかな?
 
林真理子さんはやっぱ苦手~ どうしてご主人に不満はないのに こういう生活なの?~(-゛-;)~
 
各々の作品に それぞれの個性がよくでていて 面白く読ませていただきました♪


スポンサーサイト



コメント

No title

どっちかというとですけど、男の世界が描かれた本を読む機会が多いので、この本は私にとっては`異色’でしたが、面白く読めたと思っています。
女心ってわからないなぁ~(自分は女なのに…ですけどね)と思うものもあったように覚えています^^;

私もTBさせてくださいね^^

No title

ベテランの女性作家ばかり・・といのは やっぱり独特の本に仕上がりますね

考え方や価値観が違うのかな~ 私は理解できないなぁとおもう作家さんっていらっしゃいますねぇ・・・^^;

TB ありがとうございます^^

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

にゃ~ご

Author:にゃ~ご
読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

管理メニュー

カテゴリ

ブロとも申請フォーム