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◎ 幽霊人命救助隊  高野和明

浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女 そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する
裕一たちは自殺した幽霊だったのだ
 
地上に戻った彼らが繰り広げる 笑いあり涙ありの怒涛の救助大作戦
傑作エンタテインメント、遂に文庫化!
 
幽霊が人命救助? コメディなのかな?と思っていたら これが結構身につまされる・・・
 
次から次へとモニターされる 自殺志願者達の内面にある鬱々とした思い・・・
生い立ちや病気、借金など いろいろな問題を抱えた人々
たくさんの自殺志願者の内面を描く事で 生きることの大切さを浮き彫りにしてゆく
 
社会的問題もひっくるめた重いテーマを 幽霊達のキャラややり取りの軽妙さで読ませるのはすごいなぁ
生きるということを考えさせられる一冊です
 
 
でも “生きて欲しい!!”と願う反面 “なぜ生きなくてはいけないのか?”という思いも・・・
病気で壮絶な痛みに耐えながら助かる見込みもない老婆でも その痛みに耐えて寿命を全うしなくてはいけないのかな・・・(ノ_・。) 客観的に見ると たとえ少しでも生きて欲しい!と思うけれど 自分がその立場なら そんなすさまじい痛みに耐えて何日か生きながらえたくないなぁと思ったりもする
 
“なぜ生きるなくちゃいけないのか?”
その答えがないままに 生きないといけない(この幽霊の立場からすると助けなくてはならない)っていうのが
消化不良のような・・・
 
でも その答えなんかないんだろうな
ないままに でも生きろ!っていう この本のスタンスがまっとうなのかもしれませんね・・・
だって 一人助かるごとに ほんとうによかった~(*´ο`*)=3 って思ったもの
 
 
なぜ こんなに多くの人が生きにくい世の中なのかなぁ(o´_`o)
みんなが できるだけ楽しい時間を過ごせたらいいのに・・・
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コメント

No title

自分も最初読む前は多少の不安がありましたが、読んでみたら面白い作品でした♪
自殺した人たちに自殺するなと言われても説得力無い気もしますが、逆に言えば死んだものにしか分からないこともあるって事なんでしょうか…
こんなに世の中でウツだったり、自殺しようとしている人が多いとは実感湧かないですが、神様が言うように命はそれはそれは大事なものですから心に留めときたいですね^^

No title

とても深いテーマでしたが、とても楽しく読みました^^
読みながら大笑いしちゃったけれど、にゃ~ごさんは、笑えなかったんですねぇ^^;
自殺してしまった人たちが二度と繰り返さない為にこの試練があるのか?と思ったり、人間は自分の為だけに生きているんじゃないんだな、と思ったりでした。
生きにくい世の中だけど、誰かが自分を気にしてくれていると思うと
乗り越えていけるような気がする、そんな気持ちにさせてくれた一冊でしたよ^^
TBさせて下さいね(*^^*)

No title

☆きりゅうさん
自殺をテーマにしてるのに 楽しく読ませるってすごいことですよね~

でも次から次へ自殺志願者の心の中に入っていくので なんか圧倒されてしまって・・・ こんなにいっぱいの人が 生きにくい世の中なのかなぁ?なんて思うと 寂しくなったりもしちゃいました^^;

No title

☆たけのこさん
笑える所もあったんですけれど・・・
でもどちらかというと 自殺志願者の内面が次から次へモニターされて なんか心にずっしりときちゃいましたね~^^;

鬱の人はとりあえず病院へ行かせればOK みたいなのも気になっちゃって・・・ そんな簡単なことじゃないんじゃ?って・・・
精神の治療って自分との戦いだと思うから 重症の方って一進一退を繰り返しながら まだまだつらい思いをしなくちゃいけないだろうな~ とか思うと(ノ_・。)フウってなっちゃいました^^;

でも やっぱりそれでも“生きる”って大切な事なんだと思います
そして 同じ生きるのなら 少しでも幸せな時間を多く感じて生きて欲しいですよね・・・

TBありがとうございます!

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