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◎ 看守眼  横山秀夫

刑事になるという夢破れ、留置管理係として職業人生を閉じようとしている、近藤
彼が証拠不十分で釈放された男を追う理由とは(表題作)
 
自叙伝執筆を請け負ったライター  家裁調停委員を務める主婦  県警ホームページを管理する警部  地方紙整理部に身を置く元記者  県知事の知恵袋を自任する秘書
 
あなたの隣人たちの暮らしに楔のごとく打ち込まれた、謎  渾身のミステリ短篇集 全6編
 
「看守眼」・・・留置場の看守として警察人生を歩んできたF署の近藤宮男 刑事を夢見ながら二十九年間看守台に座り続けた男の眼に映った死体無き殺人事件の真相とは
 
「自伝」・・・売れないフリーライターの只野正幸 彼の記憶の奥底にあるのは自分達兄妹を捨てて姿を消した母への思い 苛められ涙でかすんだ眼に映った自分の名札が“ただの不幸”に見えた時から そんな自分の人生をあざ笑うかのように生きてきた
 
「口癖」・・・家裁調停員を努めるゆき江の口癖は“それしきのことで・・・” 十数年前、夫が精神の病で教職を辞し 娘が突然不登校になり 経済的にも精神的にも苦しい時にもその思いで乗り越えてきた そんな彼女の担当する調停に 娘の不登校の原因となったと思われた娘の元同級生が現れた
 
「午前五時の侵入者」・・・県警HPを管理している立原義之は 決して幸せとは言えない子ども時代から一つ一つ積み上げるようにして今の幸せを築いてきた その幸せを一瞬にして揺るがせたクラッカー
その正体と目的は?
 
「静かな家」・・・地方紙整理部に身を置く元記者高梨 締め切りに追われた紙面にミスが発覚し なんとかもみ消そうとするが、間違った記事を乗せた写真展のカメラマンから訂正記事を求められる抗議電話が掛かって来た 訂正記事を載せそれで落着したかに見えたのだが・・・
 
「秘書課の男」・・・上の人間に仕え、その人間の懐刀や知恵袋になることに喜びを感じる倉内忠信
県知事の補佐をするようになってからも夢中でオヤジに仕えてきた だがそのオヤジの不興を買い 若い桂木にその信を奪われそうになったとき 彼の眼に見えてきたものは?
 
 
刑事物とばかり思って読み始めたら色々な職種のお話で 新鮮でおもしろかった
でも ほんのちょっぴり物足りない作品も・・・
 
「秘書課の男」が好き^^
“オヤジの事を第一に考える”という秘書という仕事に対する忠実さと その忠実さの中で出来うる限り人に対しても誠実に生きている だからこそ“ありがとう”という言葉を聞けるんだろうな~  こういう生き方 好きです!
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コメント

No title

横山さんは読んでみたいと思う作品はたくさんあるけど、まだ読んだことないんですよね(;∇;)

やっぱり面白い作品を書かれてるみたいだし、ちょっと読んでみますε=ε=┏( ・_・)┛

No title

この名にも反応してしまう私がいます・・・・・。

こうして皆さんの横山作品・乙一作品の感想を読んでいるともうダメですね~我慢はよくないと思い始めました(^∇^)
予約しよ!!(笑)

No title

☆きりゅうさん
横山作品、面白いです!
私もまだそんなに読んでいないので 偉そうな事は言えませんが(∩。∩;)ゞ

私も読み進めて行きたい作家さんです^^

No title

☆たけのこさん
( ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!我慢されていたんですか?なぜ~~~??

でも私もいろんな方の作品を読んでみたい!と お馴染みの作家さんは今ちょっと我慢してるかも~
でも たけのこさん始め みなさんのお薦めを読ませていただいて 素敵な作品にいっぱいめぐり合えているので 幸せです♪

No title

「看守眼」を読んで、警察の事務職で新聞作りに明け暮れる仕事したい・・・と思ってしまいました^^;そういう作業大好き♪

「自伝」は横山さんっぽくない作品というか、好きではない内容でした。
どれもつまらないわけではないのですが、‘おおっ!’という事がなく、ちょっぴり物足りない感はありましたね。

No title

☆モアさん
柴田さんの“Miss you”でも 編集の仕事に興味をもってらっしゃいましたよね~
モアさんは きっとそういうお仕事が好きなんだろうな^^

「午前五時の侵入者」や「静かな家」も横山作品にしてはなんとなく物足りない感じがしたのですけれど・・・私の読む力がないだけなのかも^^;

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読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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