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◎ Miss You  柴田よしき

 MISS YOU 柴田よしき
文藝春秋 (1999/06)
有美は26歳、文芸編集者
業界ではかけだしながら生真面目さと熱意で仕事は軌道にのりつつある
 
しかし同僚の女性が殺され、元流行作家の妙な電話を受けてから有美自身も狙われはじめた 
事故か、人ちがいなのか・・・
婚約者、新人作家、流行作家などの輪が平凡なヒロインを目眩く翻弄する
 
待望のミステリー長篇
 
読みやすい文章と 個性的な登場人物に惹かれ あっという間に読み終えました!
 
事件の原因になった問題だけじゃなく、有美と婚約者丈の関係や伊佐木の書けなくなった理由
香川の結婚生活や 若い新田と佐久間の問題 そして編集者の在り方
いろんな読みどころがあって とてもおもしろく読めました
 
ただ 男性陣はそれぞれにほんとうに興味深いキャラで この小説の大きな魅力になっていると思うのですが
女性陣がみんな同じようなイメージで魅力に欠けたのが残念^^;
 
 
自分自身には気がつかなくても こんな風に人の人生を狂わせて命まで左右していることがあるなんて
怖いですよね・・・
でも もしそれがきっかけだったとしても 根本的な原因は恨みをもつ側にあるんじゃないかな
 
相手(恋人や配偶者)に問題があったとしても その相手は自分自身が選んだのだから
ましてやその相手のそのまた向こうの人間を恨むなんて おかしいよ・・・
恨むんなら 自分の相手だろうし もっと言うならそんな相手を選んだ自分自身だと思う
 
100%満足のいく相手(恋愛中はそう思う時もあるかもしれないけどw)なんていないのだから 自分自身が嫌だと思う部分をどこまで許容できるか それが愛情なんじゃないかな
そのバランスが崩れた時 相手に固執して筋違いな人に恨みをもつのは愛情なんかじゃないと思うんだけど・・・
 
 
だからこそ 有美は今そのバランスを見極めようとしてるんでしょうね
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コメント

No title

まさかそんなとこから犯人が?! ジャジャジャッ ジャジャジャッ ジャ~ジャ~~ン♪ 最初の編集関係話とはだいぶ変わり、ラストは2時間サスペンスドラマって感じ。

"竹野内豊似の~"という表現に、そんなお顔の人がそういう職(しかも女子専門)に就いちゃダメダメ!と思いました(´A`)

No title

柴田よしきさんは大好きな作家なんです。
最近ちょっと薄味になってきたのがやや不満ですが(^_^;)
女性ならではの視点がとてもいいですよね。

No title

実際に事件ってお金とか恋愛が原因っていうのがほとんどらしいですしね
にゃ~ごさんのおっしゃる通りで100%を求めちゃダメですよねp(´⌒`q)
自分も100%な訳がないんだし、良い意味で妥協が必要ですね☆

No title

☆モアさん
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ モアさんの表現力、すごい!!
確かにラストはそういう感じ~(*・m・) これは予想できないよね!

そんな先生に出逢ってみたかった!!d(^-^*)ネッ!

No title

☆ふわちびさん
私は「桜さがし」「流星さがし」しか読んでいなかったので 柴田さんって爽やかほのぼの系の作家さんかと思ってたんですが 結構ハードな作品が多いそうですね^^;
他の作品も読んで見たいと思っています!お薦めってありますか?

No title

☆きりゅうさん
恋愛期間はまだそう思えたりするんでしょうが 結婚ってなるとやっぱり何十年ものことだから ずっと“何もかも好き!”ってわけにはいかないですよね~
嫌な部分や許せない部分が出てきた時にどう考えるかって事が 結婚生活を左右するんじゃないかな・・・

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