記事一覧

◎ 赤い長靴  江國香織

赤い長靴 江國香織

文藝春秋 (2005/1/15)


結婚して十年、子供はいない。二人なのに一人ぼっち。
漂う心の動きをとらえた、限りなく美しく、少し怖い、絶品の連作短篇小説集。
「私と別れても、逍ちゃんはきっと大丈夫ね」そう言って日和子は笑う、くすくすと。
笑うことと泣くことは似ているから。
結婚して十年、子供はいない。繊細で透明な文体が切り取る夫婦の情景──幸福と呼びたいような静かな日常、ふいによぎる影。何かが起こる予感をはらみつつ・・・



「ほんとうのこと」については、考えてはいけない・・・
「ほんとうのこと」が危険なのは、きっかけがなんであれ、最後には必ずそこに辿り着くからだ。結論は、つねに明白だ。私たち、一緒にいないほうがいいのよ。

何を話しても 言葉の通じない夫
その会話の不毛さにたまらなくなると くすくすと笑う妻
けれど お互いがその傍らが唯一の心許せる場所
矛盾しているようで でもこれが多くの夫婦の真実なのかもしれないな・・・

綱渡りのような危ういバランス
くすくすと笑うことで 自分自身も心から幸せと思えるフワフワした気持ちになれたりもする
でも、泣いてしまえば坂道を転げ落ちるように「ほんとうのこと」に近づいていくのかもしれない
江國さんらしい 胸が痛くなるようなお話でした



スポンサーサイト



コメント

No title

こんにちはー^^
この本は読んだことないですが、見る限りだと深そうな本ですねw
夫婦関係は分からないですけど、バランスとか大変そうだなぁって気がしますね。それが良いのかもしれないけどσ(^_^;)

No title

☆飯の友さん
(*¨)(*..)(*¨)(*..)うんうん かな~~~~~~り深いw

江國さんの本って感覚的なんで 好き嫌いが分かれると思います
その感覚が理解できない人には なんじゃこりゃ?って・・・
でも同じ感覚を持った人には 怖いほどその空気みたいなものが伝わってきて 心にじんじん沁みてきます

こんな危険な夫婦ばかりじゃないと思いますが 多かれ少なかれこういう部分はみんなあるのかなぁ・・・
でも やっぱりこういう夫婦はいやだ~~(o><)o"
もっと暖かい関係がいいですよね^^

No title

答えの出ない本・・・なのかな?
江國香織さんは読んだ事ないのですが、よく目にする名前なのでいつかは読むだろう・・・と思っております^^

私は単純に‘いい人’‘悪い人’とハッキリわかるモノが好きなので、もしかしたら苦手なのかもしれませんが、読まず嫌いはいけませんもんねぇ^^;

No title

もし読まれるなら 「きらきらひかる」か「落下する夕方」がお奨めですよ~^^

(‥ )ン? モアさんのブログ 読者限定にしたのかな??
行けなくなってる~(┯_┯)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

にゃ~ご

Author:にゃ~ご
読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

管理メニュー

カテゴリ

ブロとも申請フォーム