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◎ 阿弥陀堂だより 南木佳士

阿弥陀堂だより 南木佳士
文藝春秋 (1995/06)

作家としての行き詰まりを感じていた孝夫は、医者である妻・美智子が心の病を得たのを機に、故郷の信州へ戻ることにした。山里の美しい村でふたりが出会ったのは、村人の霊を祀る「阿弥陀堂」に暮らす老婆、難病とたたかいながら明るく生きる娘 小百合。静かな時の流れと豊かな自然のなかでふたりが見つけたものとは…。 


医師の妻が流産をきっかけに心の病に陥り 癒しを求めて故郷へ 書けないでいる作家の夫と共に 自然の暮らしの中で日々癒されて行く… 
こう書けば『まぁなんとありきたりな!!』と思うけれど このお話は南木さんの実体験が多く盛り込まれています 中では妻が医師、夫が作家になっていますが リアルでは南木さんご自身が医師であり作家 主人公の子供の頃の生い立ちも著者のものと似通っています

南木さんは 芥川賞を受賞したすぐ後、40歳前にパニック障害を発症しうつ病へ 4年に及ぶ闘病生活を送っています その頃はかなり深刻な状況で 『妻が(作中では夫が)どうして外出しなければならない時は義母が見張りに来た』という作中のお話はこの頃の実話だそうです

おうめ婆さんの言葉による〈阿弥陀堂だより〉は シンプルで力強い
この言葉はなぎ南木さんが病の中辿り着いた言葉なのかな…
淡々とした表現なのに 迫ってくるものがありました



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コメント

2002年の映画

寺尾聡さん、樋口可南子さん、音楽が加古隆さんの映画は観ました。
原作があったとは知らなかったです。
探してみますね。

Re: 2002年の映画

映画があるのは知っていましたが 音楽が加古隆さんなんだ!
ドラマやテーマ曲など 沢山手掛けていらっしゃるみたいですね~♪


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