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☆ 三つ編み レティシア コロンバニ 齋藤可津子訳

三つ編み レティシア コロンバニ
早川書房 (2019/4/18)

3つの大陸、3人の女性、3通りの人生。唯一重なるのは、自分の意志を貫く勇気。
《インド》不可触民のスミタは、娘を学校に通わせ、悲惨な生活から抜け出せるよう力を尽くしたが、その願いは断ち切られる。《イタリア》家族経営の毛髪加工会社で働くジュリアは父の事故を機に、倒産寸前の会社をまかされる。お金持ちとの望まぬ結婚が解決策だと母は言うが…。《カナダ》シングルマザーの弁護士サラは女性初のトップの座を目前にして、癌の告知を受ける。それを知った同僚たちの態度は様変わりし…。
3人が運命と闘うことを選んだとき、美しい髪をたどってつながるはずのない物語が交差する。
フランスで100万部突破! 32言語に翻訳決定、世界中に共感と賛同が広がる!文学賞8冠達成! 


三つの全く違う世界のお話が 三つ編みを編むように短いテンポで繰り返されていきます
インド、イタリア、カナダ それぞれの国が持つ社会問題を描いていてとても重い空気なのだけれど 三つの物語を短く切り替える事によってとても読みやすくなっている

それぞれとても重く辛いお話なのだけれど 何と言ってもインドの不可触民(ダリット)の話が堪らない… インドのカースト制の話はよく聞くけれど 不可触民はそのカーストにすら入っていない最下層 そういえば何年か前 インドでの差別によるレイプや殺人の事件がよく報道されてたっけ… 人が人として生きる事が出来ない社会 胸の潰れるような思いで読み進んだ

ただ この作者のレティシア コロンバニさんはフランスの『映画監督、脚本家』っと言う事で さすがにとても巧く纏めておられる 鮮やかに問題提起をし 3つの物語を巧く絡ませ 未来へと繋げている
この物語の3人の女性のように 女性たちがこの社会で強く生き抜いていく事の手助けをするために描かれた(きっと映像化もされるのだと思います)作者の意思の強く表れた作品だと思います



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コメント

マイナーと思っていた作品

にゃ~ごさんも読まれたと知って嬉しいです。
積んであります。前倒しして読みます!

Re: マイナーと思っていた作品

インドの階級差別、南イタリアの経済問題、カナダ女性の社会進出 それぞれは聞いた事があったのに こんな風に同じ時間軸に並べられingの問題としてシンプルに突き付けられると 感じる事が多かったです
こにさんの感想も楽しみにしていますね~^^

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