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◎。八本目の槍 今村翔吾

八本目の槍 今村翔吾
新潮社 (2019/7/18)

秀吉の配下となった八人の若者。武勲を上げた七人は「賎ケ岳の七本槍」とよばれるようになる。
「出世」だけを願う者、「愛」だけを欲する者、「裏切り」だけを求められる者―。己の望みに正直な男たちは、迷いながらも、別々の道を進んだ。残りのひとりは、時代に抗い、関ケ原で散る。
この小説を読み終えたとき、その男、石田三成のことを、あなたは好きになるだろう。共に生き、戦った「賎ケ岳の七本槍」だけが知る石田三成の本当の姿。そこに「戦国」の答えがある! 


知識がないので「賤ケ岳の七本槍」を一人一人 本の中の特徴や調べた事柄を書き留めながら読んだ
*虎之助(加藤清正) 東軍:信義に厚い、財務・民政畑、優れた築城技術(熊本城):死後改易
*助右衛門(糟屋武則) 西軍:腰抜け(精神的トラウマ):領地没収
*甚内(脇坂安治) 東軍:最年長、出世欲、女好き:洲本→伊予大洲
*助作(片桐元) 西→東軍:優しく真面目、家康に秀頼・淀殿の命乞いをした:大和竜田
*孫六(加藤嘉明) 東軍:秀吉の死後三成と対立、徳川のスパイ?:松山→会津若松
*権平(平野長泰) 東軍:後に秀忠に仕え二条城の普請にも関わる
*市松(福島正則) 東軍:単純で直情的、関ヶ原の後無断で広島城を改築したかどで封を奪われ蟄居
そして「八本目の槍」
*佐吉(石田三成) 

今村さんの歴史物は こんな視点があるのかといつも驚かされる
↑を見ても解るように関が原で三成の西軍に付いた7本槍は少ない 通説では三成との関係は良くなかったとされる武将が多い にもかかわらずこんな物語を描いてくる
他にも 評判が高い黒田長政や小西行長、細川忠興などの武将を あまり良くは描いていない
実際、三成が ここまで時代を読み切った人物であったとは思わないけれど こういう見方もあるのだと感心させられる


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