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◎。クジラアタマの王様 伊坂幸太郎

クジラアタマの王様 伊坂幸太郎
NHK出版 (2019/7/9)

製菓会社に寄せられた一本のクレーム電話。広報部員・岸はその事後対応をすればよい…はずだった。訪ねてきた男の存在によって、岸の日常は思いもよらない事態へと一気に加速していく。不可思議な感覚、人々の集まる広場、巨獣、投げる矢、動かない鳥。打ち勝つべき現実とは、いったい何か。
巧みな仕掛けと、エンターテインメントの王道を貫いたストーリーによって、伊坂幸太郎の小説が新たな魅力を放つ。 


高評価ですが 物語としては◎、プラスの。は『自分の表したいものをいかに表現するか』を追求する作家としての姿勢に! 

アクションシーンは文章より絵やコミックの方が効果的だと考えた伊坂さん『小説の中に作品の一部としてコミックパートが含まれる構造の本』を出したいと十年ほど前から思っていたそうです
『奇をてらうつもりも、変化球を投げたかったわけでもなく、この物語を一番、活き活きと表現できる方法を考えた末に(川口さん(イラストの作者)の力を借りて)できあがったのが、この本です。』
こういう 自分の表現したい物を従来の形に捕らわれずに作り出してゆく姿勢は素晴らしいと思いました

物語は「現実の社会」と「夢の中でのロールプレイングゲームのような世界」というありがちな設定なものの 『夢の世界で勝利すると現実社会でもいい方に事態が動く』っという流れが 最後に大きく変わってくる・・・ 『夢のほうで戦いに勝ったら、とそんなこと本当に信じているのか? 問題が起きているのは、自分の目の前にほかならないのではないか。』

伊坂さんの『真摯に生きる』という姿勢は 本作りにも、物語の中にも表れていました^^


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