記事一覧

◎ 丹生都比売 梨木香歩作品集

丹生都比売 梨木香歩作品集
新潮社 (2014/9/30)

胸奥の深い森へと還って行く。見失っていた自分に立ち返るために……。蘇りの水と水銀を司る神霊に守られて吉野の地に生きる草壁皇子の物語――
歴史に材をとった中篇「丹生都比売」(1995)…大化の改新前の吉野を舞台に、丹生都比売という姫神と、水と、銀とに彩られた、草壁皇子の少年の日々を描く と、「月と潮騒」(2008)…古い冷蔵庫から聞こえる潮騒の音 「トウネンの耳」(2008)…本から滑り落ちた古い押し葉が鳥の姿に 「カコの話」(2005)…カコは妻の作るマーマレードを拒否した言葉へ繋がってゆく 「本棚にならぶ」(2007)…ぶつけた身体はどんどんと欠けていって 「旅行鞄のなかから」(2006)行方不明の叔父が残したカバンから緑の弦が出てきて 「コート」(2005)長い長い間ずっと着せられた姉とお揃いのコート 「夏の朝」(1994)…なっちゃんが植えたユリの花から生まれた春ちゃん 「ハクガン異聞」(2011)…ピアノ調律師が出会ったのは、人ならざるもの 
1994年から2011年の8篇の作品を収録する、初めての作品集。しずかに澄みわたる、梨木香歩の小説世界。 


なんとも不思議な世界 不思議な世界は大好きです♪(笑)
作品集としてはもう少し評価は高いのですが すごく楽しみにしていた「丹生都比売」が あまり好みでなかった

持統天皇の力強さが生き生きと感じられなかったのと 草壁皇子の心優しいナイーブな皇子というのがステレオタイプでオリジナリティに欠けるのが残念(ノ_・。)
『持統天皇による草壁暗殺説』という とてもパワーのある切り口なので、イメージ優先の美しい物語というのが少し物足りなく感じました
自分が好きな時代なんで 思い入れが強すぎたかな^^;

好きなのは お揃いのコートという一事で見事に姉の姿を浮かび上がらせる『コート』、夢見がちの少女の成長が描かれる『夏の朝』、大人の童話のような『ハクガン異聞』♪

スポンサーサイト



コメント

読みました。

4年ほど前に読みました。にゃ~ごさんと同じく少し物足りなく感じた記憶があります。
小川洋子さんか、湯本香樹美さんか吉田篤弘さんか混乱しそうでした(#^.^#)

☆こにさん

> にゃ~ごさんと同じく少し物足りなく感じた記憶があります。
こにさんもですか?よかった~ 絶賛されている方が多くなんだか肩身が狭かったんで安心しました(笑)

湯本香樹美さん 未読の作家さんです
こういう作風は好きなので ぜひまた読んでみますね!

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

にゃ~ご

Author:にゃ~ご
読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

管理メニュー

カテゴリ

ブロとも申請フォーム