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☆ 彼方の友へ  伊吹有喜

彼方の友へ 伊吹有喜
実業之日本社 (2017/11/17)

「友よ、最上のものを」 戦中の東京、雑誌づくりに夢と情熱を抱いて――
平成の老人施設でひとりまどろむ佐倉波津子に、赤いリボンで結ばれた小さな箱が手渡された。「乙女の友・昭和十三年 新年号附録 長谷川純司 作」。そう印刷された可憐な箱は、70余年の歳月をかけて届けられたものだった――
戦前、戦中、戦後という激動の時代に、情熱を胸に生きる波津子とそのまわりの人々を、あたたかく、生き生きとした筆致で描く、著者の圧倒的飛躍作。


これは面白かった♪ 
上手く言えないけど… 子供の頃、まんがや小説を読んでワクワクしたような気持になりました 
カッコよくって一見クールで でもとっても暖かい有賀主筆 中性的な魅力の純司 お嬢様なのに素直で優しい友人 主筆と対等に仕事する憧れの先輩 そして変凡な私…
大好きな有賀主筆の手によって シンデレラのように どんどんと分不相応なステージへと引き上げられてゆく
そして 長い長い月日を経た後のパッピーエンド… やっぱり少女漫画の世界?(笑) 

でも 二次大戦前後の世相や出版業界もしっかりと描かれているし 実際の人物や雑誌をモデルにしている事でとてもリアリティがあって 入り込みやすい
どこまで本当の出来事何だろう 有賀主筆のモデルになった方は終戦後もいらっしゃるので 戦地から帰って来ないのはフィクションなのだけれど 純司のパートナーが男性というのは本当なんですよね…

純司のモデルとなった『中原淳一』は 私の子供の頃には身近な存在でした 
彼のスタイルブックで型紙を取った子供服を着せられていたし 幼稚園の頃、彼のイラストのハンカチをとても大事にしていた記憶があります
この物語を読んで 改めて彼の作品を見てみたんだけど 今見ても、とっても素敵!
葦原 邦子さんと結婚して子供さんもいらっしゃるのに 晩年は恋人の男性と一緒に暮らされたという 彼の生き方にとっても興味が湧きました


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作品中に登場する『フローラゲーム』のモデル『フラワーゲーム』




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『乙女の友』のモデルとなった『少女の友』
初期の作品なので 知っている淳一の絵とはちょっと雰囲気が違うなぁ…





これこれ! このイメージ

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2013年に 生誕100年で展覧会やってるんですね…
またやらないかな~






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