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◎ ブランケット・ブルームの星型乗車券  吉田篤弘



幻冬舎 (2017/3/9)
ようこそ、毛布をかぶった寒がりの街へ
クラフト・エヴィング商會の作家による、ここではない、どこかの街の物語。

本好きのための酒屋「グラスと本」、
別れについて学ぶ「グッドバイ研究所」、
春の訪れを祝う「毛布を干す日」……。
寒い季節にぴったりの、ブランケットで包まれたような温もりいっぱいの一冊。
とても暖かくて優しい物語 こういうお話、気持ちが和みますね~
『道端に咲いている可愛い花を見つけた』とか『雨上がりの空を見上げるととても澄んで綺麗だった』とか… そんな気持ちにさせてくれる本です


心に残った言葉
ーそもそも、人の口から口へ語り継がれてきた物語に、洒落たタイトルなどなかったはずです。その時々でうつろっていくのが物語で、タイトルを付けた途端にパッケージ化されて身動きできなくなる。それでは物語を殺してしまいます。物語というのは、もっと有機的な、いわば軟体動物のようなもので、常にかたちを変えながら、我々を侵食するものです。ー
ー「人間は風通しよく過ごすべし」学生の頃に憧れた詩人の言葉である。昔は胸に響いたが、いまは胸に痛い。ー
ーいや、それぞれはとてもいいものだよ。だから、あ、いいねと思って、とりあえず引き出しにしまっておく。あとでじっくり楽しもうと思ってね。ところがどうだ。『あとで』のその『あと』が、いつまでたっても来やしない。次々と新しい『あ、いいね』が現れて、楽しむ間がない。
だから、これからがチャンスなんだ。もうに充分に蓄えたんだから、ここでひとまず腰を落ち着けて引き出しを開けてみようじゃないか。—

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コメント

No title

日本語の美しさ、奥深さを感じますね~。吉田さんの著書が読めること、本当に有難いと思います。

No title

☆こにさん
とっても温かい気持ちにさせて頂きました ありがとうございます♪
奥深いのに軽やかで ほんとうに素敵ですね

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読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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