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◎ 五番目の女  ヘニング・マンケル 柳沢 由実子訳



















          東京創元社 (2010/8/28)
父親とのローマ旅行は予想外に楽しかった。休暇が終わって仕事に戻ったヴァランダーを待ち受けていたのは、花屋の家宅侵入の通報だった。店主は旅行中で盗まれたものはない。次は一人暮らしの老人が失踪した疑いがあるとの訴え。一見些細な二つの事件。
だが老人が串刺しの死体で発見されるに至り、事件は恐るべき様相を見せはじめる。

殺された老人の金庫に入っていた、傭兵と思われる人物の日記。捜査を進めるヴァランダーのもとに、父親急死の報が。せっかく心を通わせることができた矢先だというのに…。だが哀しみにひたっているひまはなかった。行方不明の花屋の主人が遺体で発見されたのだ。監禁されたのち殺されたらしい。新たな連続殺人の幕開けなのか。

現代社会の問題をあぶり出す、北欧ミステリの真髄。
CWAゴールドダガー受賞作シリーズ第六弾。
最初は暗く感じたこのシリーズなのに いつの間にか読み始めると”帰ってきた”という気持ちになるように… どんどん嵌ってますね^^;

前作『目くらましの道』の犯人のインパクトが強かったので 今回ちょっと物足りなく感じましたが それでも充分楽しませて頂きました
支配的な男によって虐げられてきた女性達の問題が取り上げられています

そしてもう一つのこの物語の胆 ヴァランダーの私生活も大きな変化を迎えます
ずっと悩まされていた父親との関係。 認知症が発覚し、元気なうちにと父親の希望するイタリア旅行に出かけたヴァランダ―でしたが 思いの外楽しい時間を過ごし これから、うまくいかなかった関係を修復できるかと思っていた矢先 父親が急死します
悲しむ間もなく事件に追われるヴァランダ―の心の拠り所は『一軒家を買って、バイバと供に犬を飼って暮らしたい…』 
もう老年に差し掛かった男の夢にしたら なんか可愛い夢ですね

次作ではバイバとゴールインできるのかな? 楽しみ~

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