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◎ リガの犬たち  ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳



東京創元社 (2003/4/12)
スウェーデン南部の海岸に、一艘のゴムボートが流れ着いた。その中には、高級なスーツを身につけた二人の男の射殺死体が抱き合うように横たわっていた。彼らはいったい何者なのか? どうやら海の向こう、ソ連か東欧の人間らしいのだが…。
小さな田舎町の刑事ヴァランダーは、この国境を超えた事件に思いもよらぬ形で深入りすることになるのだった!

注目のシリーズ第二弾。
表題のリガというのは スウェーデンからバルト海を挟んだお向かい バルト三国の真ん中の国 ラトビアの首都
今回 ヴァランダーはこの国に密入国します ちょっとアクロバティックな展開ですね…^^;

東から流れ着いたと思われる死体を乗せたゴムボート その捜査協力にリガから来た刑事が帰国後すぐに殺された 彼はなぜ殺されたのか?
今度はラヴェンダーがリガへ協力に向かうのだが…


この小説は1992年に発表されています ラトビアは1991年にソビエト連邦から独立していますから 微妙な時期です
まだまだソビエトの影響下にあって この小説に描かれているような事があったのかもしれません

中欧の事を調べた時にも思いましたが 私達が自由を当たり前だと思っていたこの時代に 命をかけないと声を出せない国がヨーロッパにもまだまだたくさんあったのです
そして今も 世界中にはそういう国がたくさんあるのだと思うと心が痛みます


このシリーズ 本の感想より社会情勢の話ばかりになってしまっていますが 作者の ヘニング・マンケル氏が あるインタビューでこんなことをおっしゃっていたそうです

「将来はミステリ作家の中からノーベル賞受賞者が生まれる事を願っている」

私の読み方も あながち間違いではないと思わせてくれる一言でした^^

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