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◎ ボローニャの吐息  内田洋子



小学館 (2017/2/22)
イタリア在住の人気エッセイスト・内田洋子が描く、イタリアの人々の美意識をテーマにした最新随筆集。
ミラノ、ボローニャ、カプリ島、ヴェネツィア、プーリアの山村の日常生活の中に見つけた音や色、味覚、匂い、手触りを通して、イタリアの<美しいということ>の源を探る。
雨に沈むヴェネツィアで思い出すピアニストの人生『雨に連れられて』、美術館から盗み出された名画の数奇な運命を辿る『それでも赦す』ほか珠玉の15編。
これは面白かった! イタリア好きの人は絶対面白いと思うなぁ

外から見たイタリアでなく 内に入って生活している筆者ならではの目線
イタリアの色々な場所で生活している人々を描いた普段の顔
観光客として見るイタリアとはずいぶん違った景色を見せてくれました


そして 作中、先輩から言われた言葉として印象的な言葉が紹介されていました
もう本が手元にないので正確な言葉は忘れましたが 『人に知らない事を聞けるのは30歳迄。それくらいまでなら人生経験が浅いのだからと許してもらえるが 一人前になったら人に簡単に物事を聞くのは恥ずかしいことだ』というような内容だったと思います。ここまではよく聞く話なのですが その後こう続きます

『30歳を過ぎたら 人と会う時には土産を持って行け』
ここで言われている『土産』は物の事ではなく、相手が自分と会ったことを良かったと思えるようなお話や情報だそうです
ジャーナリストならではの言葉なのかも知れませんが この言葉が今の内田さんをよく表しているような気がしました

人や場所との関わりの中で 普通の人ならただ通り過ぎてしまうであろう事柄に注意深く耳を傾け 言葉を掛け 色々なものを引き出してゆく
そうして彼女の中にはいっぱいの『お土産』が詰まっていったのだと思います

その『お土産』を『本』と言う形にしたものが彼女の作品なんじゃないかな
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