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☆ 天火風神  若竹七海



光文社 (2006/8/10)
最大瞬間風速70メートル超。観測史上最大級の大型台風が三浦半島を直撃した。電話も電気も不通、陸路も遮断され、孤立したリゾートマンション。猛る風と迸る雨は、十数人の滞在客たちを恐怖と絶望のどん底に突き落としてゆく。そして、空室からは死体が見つかって…。
殺人なのか?そして犯人はこの中に!?謎とサスペンスに満ちた傑作パニック小説。
まず最初に… 
ネタばれはしていませんが もしこの本を読もうと思われるのでしたら 先入観なしに読む方が楽しめると思いますので 読んだ後でこれを読んでくださいませ^^


若竹さん、力のある作家さんだと思っていましたが この臨場感は凄い!!
未曾有の大型台風の直撃、謎の死体、火災の発生、異常者の襲撃 それらが一時になんて有り得ない
 …と白けそうなのに 恐ろしいほどの臨場感でそんなこと考える暇も与えて貰えません(笑)

サスペンスとしても凄いですが その中に居る人間を描く力も凄い
決して少なくない登場人物ですが それぞれを丁寧に描き出している
それぞれの人達の 我儘やエゴ、弱さや迷い、優しさや思いやり… この、息もつかせぬ展開の中でしっかりと描いている

現代人の特徴とも言える 危機意識の無さも強く描かれている
台風が近づいているのに外出したり 火災報知器が鳴っても間違いだと高をくくる
荒れた海がいかに怖い物か 波にさらわれるまで気が付かない

今まで読んだ若竹作品ってちょっと斜に構えた感じがしたのだけれど これは高速ストレートです^^
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コメント

No title

若竹さん、できるだけたくさん読もうと頑張っていますが、この作品は知りませんでした。
コージーミステリーのイメージが大きいのですが、パニック小説ですか!?

No title

☆あられもちさん
これは 思っていた若竹作品とはちょっと違った雰囲気でしたよ~
いつもは淡々としたイメージだったのですが これは凄い勢いでした^^;

私は パニック小説というより スリリングなサスペンス+少しのミステリ という風に感じました
あられもちさんはどんな風にかんじられるかな? もしよかったら 読んでみて感想聞かせてくださいね^^

No title

こっちの方がオススメでしょうか?!

No title

☆あかんたれさん
う~ん 難しいですね~^^;

正直言うと 両方、私が思っていた若竹作品とは ちょっと違った雰囲気でした 作品の幅が広い作家さんですね…

この二作に限って言えば甲乙つけがたい!^^;
こちらはスリリングな展開の異常な空間での物語 スクランブルは謎解きの楽しめる学園物です お好きな雰囲気の方を~
…っと またしても頼りない意見ですいません(;^_^A

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