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◎ 胡蝶殺し  近藤史恵



小学館 (2014/6/20)
歌舞伎子役と親同士の確執を描くミステリー
市川萩太郎は、蘇芳屋を率いる歌舞伎役者。花田屋の中村竜胆の急逝に伴い、その息子、秋司の後見人になる。
同学年の自分の息子・俊介よりも秋司に才能を感じた萩太郎は、ふたりの初共演「重の井子別れ」で、三吉役を秋司に、台詞の少ない調姫(しらべひめ)役を俊介にやらせることにする。しかし、初日前日に秋司のおたふく風邪が発覚。急遽、三吉は俊介にやらせる。
そこから、秋司とその母親由香利との関係がこじれていく。さらに、秋司を突然の難聴が襲う。
ふたりの夢である「春鏡鏡獅子」の「胡蝶」を、ふたりは舞うことが出来るのか…?
歌舞伎の世界の確執を抑えた表現で描いていて とても面白かった
ただ 題名が『胡蝶殺し』 本の紹介文に『歌舞伎子役と親同士の確執を描くミステリー 』 とあったので もっと事件性のある物語と思ってしまって…

近藤さんの「ほかの大事なもののために自分のなかの大事な部分を殺す」という意味 というお話を伺うとなるほどと思うのですが 知らないで読んだ方は「どこで事件性のあるお話にシフトするのかと気になって気が散ってしまった」と 私と同じような感想を書いてらっしゃる方が結構いらっしゃいました
勝手な言い草ですが 出来ればそういう事を考えずに読みたかったなぁ^^;

我が子と後見人になった子供 二人の子供に対する萩太郎の微妙な思いがとてもよく描かれていると思う  二人の子供、それぞれの個性も面白い

ただ 後半の盛り上がりに欠けるかな
成人した二人の子供の想いにもう少し踏み込んで欲しかった
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