記事一覧

◎ ふじこさん  大島真寿美



講談社 (2007/6/21)
離婚寸前の両親の間にはさまれなにも楽しいことのない毎日を送る小学生のリサ。別居中の父が住むマンションの最上階から下をのぞき、子供の自殺について考えをめぐらせることがもっぱらの趣味。ある日きまぐれに父の部屋を訪れると見覚えのない若い女の人が出迎えてくれて…。リサの前に現れたふじこさんは、乱暴できれいで、あっけらかんとしていて、これまでに見たことのない、へんな大人だった。

表題作「ふじこさん」、「夕暮れカメラ」、幻のデビュー作「春の手品師」、著者会心の短編集。
大島真寿美さん「ピエタ」が凄く良かったので他の作品も読んでみたいと思っていました
単体ではそれぞれとても良かったのだけれど 迷いを持った思春期の少女という括りで3作続くと ちょっと飽食気味かな^^;

「ふじこさん」は リサの背負う重みとふじこさんの自由さがとてもいいバランスで 内容の割に軽やかな物語に仕上がっていてとても良かった
生きにくい子供時代にこんな人と出会えたなら… ラストも素敵です♪

「夕暮れカメラ」は 認知症のおばあちゃんということで 今の私にはちょっと素直に頷けない部分があって微妙 言いたいことはわかるんだけどね^^;

「春の手品師」 祖父が死んで、母がいなくなり、祖母が惚けて死んで、新しい母が来た…  母と祖母はもめたわけではなく でも一緒には暮らせなかった。 祖母は息子の家庭を壊したのは自分なのか?と自問自答しながら惚けていった。そして施設に入る日に事故で亡くなった。 新しく来た継母はいい人で一生懸命自分の事を考えてくれる。  それでも私は帰れないくらい疲れている。。。

それぞれの主人公の なんとも言えない疲れや怯えや 周りからの重みに耐えきれない神経が とってもリアルに描かれている
他の作品はまた違う雰囲気なのかな? ぜひ読んでみたいと思います!
スポンサーサイト



コメント

No title

大島さん作品好きです。
ピエタも良かった!
ふじこさんも読みました。

すぐ引き込まれる作者です。
╰(*´︶`*)╯♡

No title

☆夕凪日和さん
夕凪さんも大島作品お好きですか^^

私はまだピエタとこれしか読んでいないので お薦めがあったら教えてくださいね!

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

にゃ~ご

Author:にゃ~ご
読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

管理メニュー

カテゴリ

ブロとも申請フォーム