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◎ 木漏れ日に泳ぐ魚  恩田陸



中央公論新社 (2007/07)
一組の男女が迎えた最後の夜。明らかにされなければならない、ある男の死。それはすべて、あの旅から始まった――。
運命と記憶、愛と葛藤が絡み合う、恩田陸の新たな世界
一組の男女が 今まで暮らした部屋で過ごす 最後の一夜のお話
息が詰まるような描写で 短い時間での心の推移を見事に描き出す

謎解きの面では今一つだと思うけれど 小説としてはとても面白かった
二人劇のような設定と 圧倒的な描写力が描き出す複雑なふたりの心
さすが 恩田さんですね


人って本当に複雑な生き物で
『許されぬ愛に苦しむ二人』も『自分を愛していることに苦しむ姿に喜びを感じた』ことも『そして、その想いから逃げ出したくなった』ことも 『安全地帯から自分を眺める相手に愛想をつかした』ことも それでもまだ『一緒に死んじゃおうか?』と口走ることも 『いいよ。アキと一緒なら』と答える事も
みんなみんな真実なんだよね そしてみんなが嘘でもあるんだけど…

『あなた、誰かを愛したことがある?』

きっと 答えなんて無いんだと思うな… 
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