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◎ ことり  小川洋子



朝日新聞出版 (2012/11/7)
12年ぶり、待望の書き下ろし長編小説。
親や他人とは会話ができないけれど、小鳥のさえずりはよく理解する兄、 そして彼の言葉をただ一人世の中でわかるのは弟だけだ。
小鳥たちは兄弟の前で、競って歌を披露し、息継ぎを惜しむくらいに、一所懸命歌った。 兄はあらゆる医療的な試みにもかかわらず、人間の言葉を話せない。 青空薬局で棒つきキャンディーを買って、その包み紙で小鳥ブローチをつくって過ごす。 やがて両親は死に、兄は幼稚園の鳥小屋を見学しながら、そのさえずりを聴く。 弟は働きながら、夜はラジオに耳を傾ける。 静かで、温かな二人の生活が続いた。小さな、ひたむきな幸せ……。 そして時は過ぎゆき、兄は亡くなり、 弟は図書館司書との淡い恋、鈴虫を小箱に入れて持ち歩く老人、文鳥の耳飾りの少女と出会いながら、「小鳥の小父さん」になってゆく。
世の片隅で、小鳥たちの声だけに耳を澄ます兄弟のつつしみ深い一生が、やさしくせつない会心作。
小川さんの作品は小宇宙だ 閉ざされた世界の中で粛々と時が流れてゆく
何をどう読み取ればいいのか解っていないのかもしれないけれど その世界に一時身を置くことができる事に喜びを感じている

小川さんの作品を読んだ後は どうしてこんなに切ないんだろ…
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