記事一覧

◎ 丹生都比売 梨木香歩作品集

新潮社 (2014/9/30)胸奥の深い森へと還って行く。見失っていた自分に立ち返るために……。蘇りの水と水銀を司る神霊に守られて吉野の地に生きる草壁皇子の物語――歴史に材をとった中篇「丹生都比売」(1995)…大化の改新前の吉野を舞台に、丹生都比売という姫神と、水と、銀とに彩られた、草壁皇子の少年の日々を描く と、「月と潮騒」(2008)…古い冷蔵庫から聞こえる潮騒の音 「トウネンの耳」(2008)…本から滑り落ちた古い押し葉が鳥...

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〇。老後の資金がありません 垣谷美雨

中央公論新社 (2015/9/24)後藤篤子は悩んでいた。娘が派手婚を予定しており、なんと600万円もかかるというのだ。折も折、夫の父が亡くなり、葬式代と姑の生活費の負担が発生、さらには夫婦ともに職を失い、1200万円の老後資金はみるみる減ってゆく。家族の諸事情に振り回されつつもやりくりする篤子の奮闘は報われるのか? おもしろくって一気に読んでしまいました ただ… 細かいところでちょこちょこストレスが…^^;特に篤...

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米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ、1978年- )は、日本の小説家、推理作家。岐阜県出身。岐阜県立斐太高等学校、金沢大学文学部卒業。男性。物心ついた頃から漠然と作家業を志すようになり、中学2年生あたりからオリジナルの小説を書き始めた。大学卒業後は、「2年間だけ小説の夢にチャレンジしたい」と両親を説得して、岐阜県高山市で書店員をしながら執筆を続ける。そして2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&...

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〇。本と鍵の季節 米澤穂信

集英社 (2018/12/14)堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む...

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☆ 昨日がなければ明日もない 宮部みゆき

文藝春秋 (2018/11/30)『希望荘』以来2年ぶりの杉村三郎シリーズ第5弾。中篇3本、テーマは「杉村vs.〝ちょっと困った〟女たち」。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザーを相手に、杉村が奮闘します。 ――あらすじ――「絶対零度」……杉村探偵事務所の10人目の依頼人は、50代半ばの品のいいご婦人だった。一昨年結婚した27歳の娘・優美が、自殺未遂をして入院ししてしまい、1ヵ月以上も面...

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◎。ひとつむぎの手 知念実希人

新潮社 (2018/9/21)大学病院で過酷な勤務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗すれば…。さらに、赤石が論文データを捏造したと告発する怪文書が出回り、祐介は「犯人探し」を命じられる。個性的な研修医達の指導をし、告発の真相を探るなか、怪文書が巻き起こした騒動は、やがて予想もしなかった事態へと発展して...

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伊吹 有喜(いぶき ゆき)

伊吹 有喜(いぶき ゆき、1969年 - )は、日本の小説家。三重県尾鷲市生まれ、四日市市育ち。女性。三重県立四日市高等学校、中央大学法学部法律学科卒業。1991年に出版社に入社。雑誌主催のイベント関連業務、着物雑誌編集部、ファッション誌編集部を経て、フリーライターになる。2008年に永島 順子名義で応募した『風待ちのひと』で第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞。2009年に同作で小説家デビュー。2014年、『ミッドナイト・...

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☆ 彼方の友へ  伊吹有喜

実業之日本社 (2017/11/17)「友よ、最上のものを」 戦中の東京、雑誌づくりに夢と情熱を抱いて―― 平成の老人施設でひとりまどろむ佐倉波津子に、赤いリボンで結ばれた小さな箱が手渡された。「乙女の友・昭和十三年 新年号附録 長谷川純司 作」。そう印刷された可憐な箱は、70余年の歳月をかけて届けられたものだった―― 戦前、戦中、戦後という激動の時代に、情熱を胸に生きる波津子とそのまわりの人々を、あたたかく、生き生きと...

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古内 一絵(ふるうち かずえ):読了作品リスト

古内 一絵(ふるうち かずえ、1966年 - )は、日本の小説家、翻訳家。東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科を卒業。映画会社勤務を経 2009年に退職。以降、中国語の翻訳家として活躍している。2010年「銀色のマーメイド」で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞(刊行時『快晴フライング』に改題)。2017年『フラダン』で第6回JBBY賞(文学小説部門)を受賞。  =マカン・マランシリーズ=    マラン・マカン 二十三時の夜...

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☆ さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい  古内一絵

中央公論新社 (2018/11/17)これまでたくさんの悩める人が訪れたカフェのクリスマス。店内では、一人の時間に浸る店主・シャールの姿が。シナモン香るココアの湯気の中、彼女―御厨清澄が心の内をひっそりと語り出す。深夜のカフェを開いた理由と、その未来を―。 マカン・マランシリーズ 最終章… とってもとっても優しい物語の最終章に相応しい締め括りだったと思います今回の4編も主人公たちも 今迄登場した人々も そして...

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☆ すべての見えない光  アンソニー・ドーア 訳 藤井光

新潮社 (2016/8/26)孤児院で幼い日を過ごし、ナチスドイツの技術兵となった少年。パリの博物館に勤める父のもとで育った、目の見えない少女。戦時下のフランス、サン・マロでの、二人の短い邂逅。そして彼らの運命を動かす伝説のダイヤモンド―。時代に翻弄される人々の苦闘を、彼らを包む自然の荘厳さとともに、温かな筆致で繊細に描き出す。ラジオから聞こえる懐かしい声が、若いドイツ兵と盲目の少女の心をつなぐ。ピュリツァー...

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読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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