記事一覧

☆ 三鬼 三島屋変調百物語四之続  宮部みゆき

日本経済新聞出版社 (2016/12/10)江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん"のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。訪れる客は、村でただ一人お化けを見たという百姓の娘に、夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋、山陰の小藩の元江戸家老、心の時を十四歳で止めた老婆。亡者、憑き神、家の守り神、とあの世やあやかしの者を通して、せつない話、こわい話、悲しい話を語りだす。 「もう...

続きを読む

○。サロメ  原田マハ

文藝春秋 (2017/1/16)現代のロンドン。日本からビクトリア・アルバート美術館に派遣されている客員学芸員の甲斐祐也は、ロンドン大学のジェーン・マクノイアから、未発表版「サロメ」についての相談を受ける。 このオスカー・ワイルドの戯曲は、そのセンセーショナルな内容もさることながら、ある一人の画家を世に送り出したことでも有名だ。 彼の名は、オーブリー・ビアズリー。 保険会社の職員だったオーブリー・ビアズリーは、1...

続きを読む

☆ 天火風神  若竹七海

光文社 (2006/8/10)最大瞬間風速70メートル超。観測史上最大級の大型台風が三浦半島を直撃した。電話も電気も不通、陸路も遮断され、孤立したリゾートマンション。猛る風と迸る雨は、十数人の滞在客たちを恐怖と絶望のどん底に突き落としてゆく。そして、空室からは死体が見つかって…。殺人なのか?そして犯人はこの中に!?謎とサスペンスに満ちた傑作パニック小説。まず最初に… ネタばれはしていませんが もしこの本を読もうと思...

続きを読む

☆ スクランブル  若竹七海

集英社 (1997/12)80年代を背景に、名門女子校で起きた殺人事件をめぐって、鮮やかに描き出された青春群像。17歳だったことのあるすべての人に贈る、ほろにがくて切ない学園ミステリの傑作。青春物としてもミステリーとしても面白かった!ミスリードを誘う謎解きも楽しめたし最後のどんでん返しも無理がなく納得の着地各章にある小さな謎もいいバランスだし 現在と過去の描き方も読みやすかったそして 青春物としても とても面白...

続きを読む

〇。死んでも治らない―大道寺圭の事件簿  若竹七海

光文社 (2002/01)十七年間勤めた警察を辞めた大道寺圭は、最後に手がけた事件で出会った幼なじみの編集者・彦坂夏見の強引な勧めで、本を出版する事になった。タイトルは『死んでも治らない』。大道寺が出会ったとぼけた事件を書きつづったものだが、その本がきっかけで、大道寺の前に次々と、まぬけな犯罪者が現れ、事件に巻き込まれていく!“トレイシー・ローズ”と名乗るスキンヘッドの大男。通称“お猿のジョージ”と呼ばれる、も...

続きを読む

◎。ビブリア古書堂の事件手帖7~栞子さんと果てない舞台~  三上延

KADOKAWA (2017/2/25)ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく―。奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった…。人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きの...

続きを読む

◎ 蜂蜜と遠雷  恩田陸

幻冬舎 (2016/9/23)3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けな...

続きを読む

◎ 竜が最後に帰る場所  恒川光太郎

講談社 (2013/9/13)魔術のような、奇跡のような。稀有な才能が描く、世界の彼方――今、信じている全ては嘘っぱちなのかもしれない。しんと静まった真夜中を旅する怪しい集団。降りしきる雪の中、その集団に加わったぼくは、過去と現在を取り換えることになった――(「夜行(やぎょう)の冬」)。古く湿った漁村から大都市の片隅、古代の南の島へと予想外の展開を繰り広げながら飛翔する五つの物語。日常と幻想の境界を往還し続ける鬼才に...

続きを読む

◎。ホリデー・イン  坂木司

文藝春秋 (2014/5/27)元ヤンでホストの沖田大和の生活が、しっかり者の小学生・進の登場で一変! 思いもよらず突然現れた息子と暮らすことになった大和は、宅配便会社「ハニー・ビー・エクスプレス」のドライバーに転身するが……荷物の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続。宅急便会社の仲間や、ホストクラブの経営者で女装のジャスミン、ナンバーワンホストの雪夜らをも巻き込んでの大騒動を描いた『ワーキング・ホリデー』が刊行...

続きを読む

◎。ウィンター・ホリデー  坂木司

文藝春秋 (2014/11/7)元ヤンキーで元ホストの大和と突然現れたしっかり者の息子・進のひと夏の絆を描いた『ワーキング・ホリデー』、その待望の続編! 冬休みに進がやって来るのを心待ちにしつつ、自分の知らぬ間に女手一つで頑張っていた元恋人で進の母親・由希子のことが気にかかって仕方ない大和。しかし、クリスマス、お正月、バレンタインとイベント盛り沢山のこの季節は、トラブルも続出で……。 そんな季節を舞台に、大好きな...

続きを読む

◎ ワーキング・ホリデー  坂木司

文藝春秋 (2010/1/8)「初めまして、お父さん」。元ヤンでホストの沖田大和の前にある夏の日、息子を名乗る家出少年が現れた。しかも、職場であるホストクラブに! 最初は疑った大和だが、進の名字と母親の名前を聞き、かつての恋人が、妊娠を告げることもなく産んだことを知る。 しっかり者の小学生に育った進の爆弾宣言で大和の生活は一変する。進と暮らすために、大和は夜の商売であるホストを辞めて宅配便のドライバーに転身する...

続きを読む

プロフィール

にゃ~ご

Author:にゃ~ご
読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

管理メニュー

カテゴリ

ブロとも申請フォーム