記事一覧

◎。銀の猫  朝井まかて

文藝春秋 (2017/1/25)お咲は、年寄りの介護をする「介抱人」。口入屋「鳩屋」の主人・五郎蔵とお徳夫婦に見守られ、誠心誠意働くお咲は引っぱりだこだが、妾奉公を繰り返してきた母親のだらしなさに振り回され、悩む日々―。そんな時、「誰もが楽になれる介抱指南の書」を作りたいという貸し本屋・佐分郎太から協力をもとめられた。「いっそ、ぎりぎりを攻めるってのはどうですかね、お咲さん」―「いいかも。そのぎりぎり」。長寿の...

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◎ 桜風堂ものがたり  村上早紀

PHP研究所 (2016/9/21)百貨店内の書店、銀河堂書店に勤める物静かな青年、月原一整は、人づきあいが苦手なものの、埋もれていた名作を見つけ出して光を当てるケースが多く、店長から「宝探しの月原」と呼ばれ、信頼されていた。しかしある日、店内で起こった万引き事件が思わぬ顛末をたどり、その責任をとって一整は店を辞めざるを得なくなる。傷心を抱えて旅に出た一整は、以前よりネット上で親しくしていた、桜風堂という書店を...

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〇。92歳 まだまだやりたいことばかり  近藤富枝

河出書房新社 (2015/1/26)病気や夫の認知症にも負けず。92歳、いまも現役作家に学ぶ、大好きなものに囲まれて生きる、とびきり明るく前向きな人生術。最期まで笑顔で過ごすための、生きるヒントがたくさん! 先日 『江戸の花女御』を読んだとき とっても気になった筆者の近藤富枝さん92歳の時の生活を書かれた本を見つけ 読んでみました前半生は 昔、NHKの朝ドラ『本日も晴天なり』のモデルになったという事で =NHKのアナウン...

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〇。ひかりの魔女  山本甲士

双葉社 (2014/3/19)うちのばあちゃんって一体なにもの!? 浪人生の真崎光一は、同居を始めた祖母の不思議さに首を傾げる。連れ立って歩くと、多くの人に心から慕われている。それに変な体操をもくもくとやっていたり、作ったごはんがとんでもなく美味かったり……。光一はやがてばあちゃんの“ある才能"に気づく。ばあちゃんのおかげで家族は色々とうまくいくようになり、リストラに遭いそうになった父ちゃんは、むしろ出世した。ただ...

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◎ 西行  白洲正子

新潮社; 改版 (1996/5/29)ーねがはくは 花のしたにて春死なむ そのきさらぎの 望月の頃ー23歳で出家し、1190年2月73歳で寂すまで平安末期の動乱の世を生きた西行。その漂泊の足跡を実地にたどりつつ、歌の読み込みに重点を置き、ゆかりの風物風土の中で味わうことによって自ずと浮かび上がってくる西行の人間的真実。待賢門院への思いなど、謎に満ち、伝説化された歌聖の姿に迫り、新たな西行像を追求する。私の知識がないので◎評...

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〇。西行 月に恋する  三田誠広

河出書房新社 (2008/7/16)和歌で名を成す西行は、流鏑馬の達人で蹴鞠もこなした。文武両道に秀で、雅俗両面に通じた不思議な人物である。本書は西行の青春期に焦点を当てて、平安末期のドラマチックな時代の中で生きる姿と待賢門院璋子との恋を描く。 ー春風の 花を散らすと見る夢は さめても胸の さわぐなりけりー西行の桜の歌に惹かれ 西行の本を何冊か読んでみた西行に関して全く予備知識がなかったので この時代を理解する...

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◎。夜市  恒川光太郎

角川グループパブリッシング (2008/5/24)何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。野球部のエースとして成長した裕司だったが、常に罪悪感にさいなまれていた――。 第12回(2005年) 日本ホラー小説大賞受賞 日本ホラー小説大賞受賞にあたって 選者から『文句なしの大賞』と言わさしめた作品 これもいいけど私は 一緒に収められている『風の古道...

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〇 東福門院和子の涙  宮尾登美子

講談社 (1996/9/12)徳川2代将軍の娘和子(まさこ)は、史上初めて、武家から朝廷に嫁ぎ、「稀なる福運の姫君」と称えられた。戦国を毅然として生きた女性・お市の方の血を引いて、自らの苦悩は決して語らない女性であったが、宮廷の冷たい仕打ちは、中宮の紅絹(もみ)の布が知っていた……。涙を秘めた慈愛の国母を描いて、深い感動をよぶ長編小説。 今迄読んだ3冊があまり物語性がなかったので 宮尾登美子さんとい...

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〇。養源院の華 東福門院和子  柿花仄

木耳社 (1997/09)徳川和子を後水尾天皇の皇后に送り、公武合体の夢を実現させた家康と秀忠。その裏には驚愕すべき一大秘密と隠蔽の実態があった。元和6(1620)年5月8日の和子入内から延宝6(1678)年の崩御までを描く。これが『和子の人生を描いている物語』と見ると それぞれの登場人物が独白で語る想いがあまりに空々しくて なじめなかったのだけれど…後半 東福門院の実母がお江与ではないという(たぶん著者はこれを書きたくて...

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◎ 徳川和子(とくがわ まさこ)  久保貴子

吉川弘文館; 新装版 (2008/2/1)江戸時代初期、徳川秀忠の娘和子は、家康の対朝廷対策により、後水尾天皇の許に嫁ぎ、皇后となった。娘の興子が明正天皇として皇位を嗣いだため、若くして国母となる。朝廷・幕府間の軋轢に苦悩しつつも、双方への細やかな気配りから存在感を示した。将軍の娘、そして天皇の妻・母の立場から朝幕関係や後宮の実態を見る「東福門院」初の伝記。 これは 小説ではなく『学術伝記』だそうで シンプルに...

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〇。江戸の花女御 東福門院和子  近藤富枝

毎日新聞社 (2000/1/1)葵三代の夢を賭けて、後水尾天皇のもとへ入内した家康の孫娘・徳川和子。天皇との夫婦の葛藤と絆。そして、宮廷と武家文化の出会いが修学院離宮の造営へと融合していく…。先日 京都の『養源院』へ伺った時 この寺の成り立ちがとても特異なものであることや この寺に想いを込めた女性達の人生に興味を持ったのだけれど その中でも特にこの『東福門院和子』という人に惹かれたどんな方だったのか 数冊の本...

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読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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