記事一覧

◎ 刑罰0号  西條奈加

徳間書店 (2016/8/12)記憶を抽出して、画像化を行い、他人の脳内で再生するシステム―0号。これを用いて犯罪被害者の記憶―殺された際の恐怖を加害者に経験させる…。もともとは、死刑に代わる新たな刑罰として、法務省から依頼されたプロジェクトであったが、実際は失敗に終わる。0号そのものに瑕疵はなかったが、被験者たちの精神が脆く、その負荷に耐えられなかったのだ…。開発者の佐田洋介教授は、それでも不法に実験を強行し、逮...

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◎ ヴィラ・マグノリアの殺人  若竹七海

光文社 (2002/9/10)海に臨むヴィラ・マグノリア。その空き家になった一棟で、死体が発見された。ヴィラの住人は一癖ある人ばかりで、担当刑事達は聞き込み一つにてんてこ舞い。捜査に手間取るうちに、ヴィラの住人が殺される第二の事件が発生!二つの事件のつながりはどこに?住人達の素顔も次第に明らかになって―。粒よりユーモアをちりばめたコージー・ミステリーの快作。 ↑コージー・ミステリーって? >コージーとは「居心地の...

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◎ 心の中の冷たい何か  若竹七海

東京創元社 (1991/10)失業中のわたしこと若竹七海が旅先で知り合った一ノ瀬妙子。強烈な印象を残した彼女は、不意に電話をよこしてクリスマス・イヴの約束を取りつけたかと思うと、間もなく自殺を図り、植物状態になっているという。悲報に接した折も折、当の妙子から鬼気迫る『手記』が届いた。これは何なのか、彼女の身に何が起こったというのだろう?真相を求めて、体当たりの探偵行が始まる。 これは 思った以上におもしろかっ...

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◎ 木漏れ日に泳ぐ魚  恩田陸

中央公論新社 (2007/07)一組の男女が迎えた最後の夜。明らかにされなければならない、ある男の死。それはすべて、あの旅から始まった――。運命と記憶、愛と葛藤が絡み合う、恩田陸の新たな世界一組の男女が 今まで暮らした部屋で過ごす 最後の一夜のお話息が詰まるような描写で 短い時間での心の推移を見事に描き出す謎解きの面では今一つだと思うけれど 小説としてはとても面白かった二人劇のような設定と 圧倒的な描写力が描...

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◎ 去就 《隠蔽捜査6》  今野敏

新潮社 (2016/7/29)大森署管内で女性の連れ去り事件、さらに殺人が勃発。ストーカーによる犯行が濃厚になる中、捜査の過程で署長・竜崎は新任の上役と対立する。家庭でも娘にストーカー騒動が発生。予想不能の事態が公私に続発して…不穏な緊張感漂う最新長篇! 大好きな『隠蔽捜査シリーズ』 今回も楽しませていただきました竜崎さん 相変わらずですね~^^ただ もうちょっと新鮮さが欲しかったなぁ… マンネリの感は拭えません...

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〇。コンビニ人間  村田紗耶香

文藝春秋 (2016/7/27)36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やか...

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〇。しんせかい  山下澄人

新潮社 (2016/10/31)19歳の山下スミトは演劇塾で学ぶため、船に乗って北を目指す。辿り着いた先の“谷”では、俳優や脚本家志望の若者たちが自給自足の共同生活を営んでいた。苛酷な肉体労働、“先生”との軋轢、地元の女性と同期の間で揺れ動く感情―。思い出すことの痛みと向き合い書かれた表題作『しんせかい』(第156回芥川賞受賞作)のほか、入塾試験前夜の不穏な内面を映し出す短篇『率直に言って覚えていないのだ、あの晩、実際...

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◎ ぼくのミステリな日常  若竹七海

東京創元社 (1996/12)月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。そこへ「小説を載せろ」とのお達し。プロを頼む予算とてなく社内調達ままならず、大学時代の先輩に泣きついたところ、匿名作家を紹介される。かくして掲載された十二の物語が謎を呼ぶ、贅を凝らしたデビュー作。若竹七海のデビュー作 最初こそ表現に頑張ってる感があったけれど すぐに...

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〇。慈雨  柚月裕子

集英社 (2016/10/26)警察官を定年退職した神場智則は、妻の香代子とお遍路の旅に出た。42年の警察官人生を振り返る旅の途中で、神場は幼女殺害事件の発生を知り、動揺する。16年前、自らも捜査に加わり、犯人逮捕に至った事件と酷似していたのだ。神場の心に深い傷と悔恨を残した、あの事件に――。かつての部下を通して捜査に関わり始めた神場は、消せない過去と向き合い始める。組織への忠誠、正義への信念……様々な思いの狭間で葛...

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◎ タンゴステップ 上下  ヘニング・マンケル 柳沢由美子訳

                         東京創元社 (2008/5/23)男は54年間、眠れぬ夜を過ごしてきた。森の中の一軒家、人形をパートナーにタンゴを踊る。だが、その夜明け、ついに影が彼をとらえた…。ステファン・リンドマン37歳、警察官。舌がんの宣告に動揺する彼が目にしたのは、新米のころ指導を受けた先輩が、無惨...

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読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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