記事一覧

〇 羊と鋼の森  宮下奈都

文藝春秋 (2015/9/11)ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。 言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」 ピアノの調律に魅せられた一人の青年。...

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☆ 蒼路の旅人  上橋菜穂子

新潮社 (2010/7/28)生気溢れる若者に成長したチャグム皇太子は、祖父を助けるために、罠と知りつつ大海原に飛びだしていく。迫り来るタルシュ帝国の大波、海の王国サンガルの苦闘。遥か南の大陸へ、チャグムの旅が、いま始まる!幼い日、バルサに救われた命を賭け、己の身ひとつで大国に対峙し、運命を切り拓こうとするチャグムが選んだ道とは?壮大な大河物語の結末へと動き始めるシリーズ第6作。守り人もいいけど 旅人の2冊は特...

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〇 先生のお庭番  朝井まかて

徳間書店 (2012/8/11)舞台は長崎の出島。15歳で修行中の庭師・熊吉はオランダ商館への奉公を命じられた。仕える相手はシーボルト。なんと更地に薬草園を作れという。熊吉はそれでも工夫を重ねて見事な薬草園を仕上げ、シーボルトと妻のお滝の信頼を得てゆく。四季折々の草花に魅入られたシーボルトは、熊吉に日本の自然の豊かさについて説き、どこの国でも同じだと思っていた熊吉は驚かされる。土と草花を通して人のぬくもりを描い...

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◎ すかたん  朝井まかて

講談社 (2012/1/11)江戸の饅頭屋のちゃきちゃき娘だった知里は、江戸詰め藩士だった夫の大坂赴任にともなって、初めて浪速の地を踏んだ。急な病で夫は亡くなり、自活するしかなくなった知里は、ふとしたはずみから、天下の台所・大坂でも有数の青物問屋「河内屋」に住み込み奉公することに。慣れない仕事や東西の習慣の違いに四苦八苦し、厳しいおかみさんから叱責されながらも、浪速の食の豊かさに目覚め、なんとか日々をつないで...

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◎ 帰ってきたヒトラー  ティムール・ヴェルメシュ 森内薫訳

        河出書房新社 (2014/1/21)2011年8月にヒトラーが突然ベルリンで目覚める。彼は自殺したことを覚えていない。まわりの人間は彼のことをヒトラーそっくりの芸人だと思い込み、彼の発言すべてを強烈なブラックジョークだと解釈する。勘違いが勘違いを呼び、彼はテレビのコメディ番組に出演し、人気者になっていく…。   危険な笑い!?総統、ついに芸人になる。ヒトラーは今でも人気者になれるのか!? ...

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◎ 向田理髪店  奥田英朗

光文社 (2016/4/19)北海道の寂れてしまった炭鉱町。息子の将来のこと。年老いた親のこと──。通りにひと気はないけれど、中ではみんな、侃々諤々。心配性の理髪店主人の住む北の町で起こる出来事は、他人事ではありません。可笑しくて身にしみて心がほぐれる物語。北海道の財政破綻した町・・・ どこかの街を思いおこしますね^^;過疎化が進む田舎町の人々の思いがリアルに描かれています奥田さんらしい 日常を丁寧に積み重ねた...

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◎ ツバキ文具店  小川糸

幻冬舎 (2016/4/21)言いたかった ありがとう。言えなかった ごめんなさい。伝えられなかった大切な人ヘの想い。あなたに代わって、お届けします。家族、親友、恋人⋯⋯。大切に想ってっているからこそ、伝わらない、伝えられなかった想いがある。鎌倉の山のふもとにある、小さな古い文房具屋さん「ツバキ文具店」。店先では、主人の鳩子が、手紙の代書を請け負います。和食屋のお品書きから、祝儀袋の名前書き、離婚の報告、絶縁状、...

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〇。バベル九朔  万城目学

KADOKAWA/角川書店 (2016/3/19)万城目ワールド10周年。新たな幕開けを告げる、最強の「奇書」が誕生! ! 俺を追ってくるのは、夢か? カラスか?作家志望の雑居ビル管理人が巻き込まれた、世界の一大事とは――。作家志望の「夢」を抱き、 雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている俺の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現われ問うてきた……「扉は、どこ? バベルは壊れかけている」。巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生...

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◎ 誰がために鐘を鳴らす  山本幸久

KADOKAWA/角川書店 (2016/3/2)翌年の廃校が決まっている、男子だらけの県立高に通う錫之助。ある日、担任のダイブツから音楽室の片付けを命じられた錫之助は、そこで見付けたハンドベルの音に魅せられ、居合わせた3人の同級生とハンドベル部を創立することになる。イケメンでそつがない播須、いじめられ体質の美馬、不良の土屋、顧問はお地蔵さん似の教師のダイブツ―チームワークもバラバラ、音楽の知識もないメンバーで、女子高の...

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◎ 八月の六日間  北村薫

KADOKAWA/角川書店 (2014/5/29)40歳目前、文芸誌の副編集長をしている“わたし”。ひたむきに仕事をしてきたが、生来の負けず嫌いと不器用さゆえか、心を擦り減らすことも多い。一緒に住んでいた男とは、3年前に別れた。そんな人生の不調が重なったときに、わたしの心を開いてくれるもの―山歩きと出逢った。四季折々の山の美しさ、怖ろしさ。様々な人との一期一会。いくつもの偶然の巡り合いを経て、心は次第にほどけていく。だが少...

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◎。神の守り人 上下  上橋菜穂子

           新潮社 (2009/7/28)女用心棒バルサは逡巡の末、人買いの手から幼い兄妹を助けてしまう。ふたりには恐ろしい秘密が隠されていた。ロタ王国を揺るがす力を秘めた少女アスラを巡り、“猟犬”と呼ばれる呪術師たちが動き出す。タンダの身を案じながらも、アスラを守って逃げるバルサ。追いすがる“猟犬”たち。バルサは幼い頃から培った逃亡の技と経験を頼りに、陰謀と裏切りの闇の中をひたすら駆け抜ける。南北の...

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Author:にゃ~ご
読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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