記事一覧

◎ 冬の光  篠田節子

文藝春秋 2015.11.11企業戦士だった父のもうひとつの顔―四国遍路を終えた帰路、冬の海に消えた父。企業戦士として家庭人として恵まれた人生、のはずだったが…。死の間際、父の胸に去来したのは、二十年間、愛し続けた女性のことか、それとも?足跡を辿った次女が見た冬の光とは…篠田節子さん、3作目です 大人の作家さんですね…物事は色んな要素からできていて 一面だけを見ても判断できない人の心もまた然りですね…紘子のキャラ...

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◎ 戦場のコックたち  深緑野分

東京創元社 2015.8.291944年6月、ノルマンディー上陸作戦が僕らの初陣だった。特技兵(コック)でも銃は持つが、主な武器はナイフとフライパンだ。新兵ティムは、冷静沈着なリーダーのエド、お調子者のディエゴ、調達の名人ライナスらとともに、度々戦場や基地で奇妙な事件に遭遇する。不思議な謎を見事に解き明かすのは、普段はおとなしいエドだった。忽然と消え失せた600箱の粉末卵の謎、オランダの民家で起きた夫婦怪死事件など...

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○。これからお祈りにいきます  津村記久子

角川書店 2013.6.28神様に「これだけは取られたくない」ものを工作して申告し祈りを捧げるという、奇妙な祭りがある町に育った不器用な高校生シゲル。父親は不倫中、弟は不登校、母親との関係もうまくいかない閉塞した日常のなか、町の一大イベントであるお祭りにも、どうにも乗り気になれないのだが―。大切なだれかのために心を込めて祈るということは、こんなにも愛おしい。地球の裏側に思いを馳せる「バイアブランカの地層と少...

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◎。神さまのカルテ0  夏川草介

小学館 2015.2.24シリーズ300万部突破のベストセラー『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚であり、かつ珠玉の短編集です。栗原一止は、信州にある24時間365日営業の本庄病院で働く内科医です。本作では、医師国家試験直前の一止とその仲間たちの友情「有明」、本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山弁二の不思議な交流「彼岸過ぎまで」、研修医となり本庄病院で働くことになった一止の医師としての葛藤「神...

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◎ その女アレックス  ピエール・ルメール 訳:橘明美

文藝春秋 2014.9.2おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会賞受賞作。 珍しく、海外推理小説 読みやすい内容、訳文だったただ ↑ー物語は大逆転を繰り返し、最後に待...

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◎ レッドゾーン 上下  真山仁 

                        講談社 2009.4.24一緒に日本を買い叩きませんか」1兆5000億ドルの外貨準備高を元手に、中国が立ち上げた国家ファンド。標的は、日本最大の自動車メーカー・アカマ自動車。買収者として白羽の矢が立ったのは、日本に絶望した“サムライ”鷲津政彦だった。巨額の貿易黒字でため込んだ「赤いドル...

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◎。猫舌男爵  皆川博子

講談社 2004.03.25棘のある舌で少女を舐め苛む怪異な男爵の物語……? 日本の稀覯本『猫舌男爵』の翻訳に取り組む外国人翻訳家ヤン。だが、言葉と文化のギャップは誤解と憶測を呼び、ヤンと本の関係者たちを思いがけない運命へ導く。爆笑必死の表題作他、死期が近づくと水槽に入る奇妙な世界の死生観と孤独を描く「水葬楽」、女性画家の生涯を死亡時点から遡ることで驚愕の真実が明かされる「睡蓮」等、小説の無限の可能性を広げる奇...

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◎ 花が咲くとき  乾ルカ

祥伝社 2016.3.10札幌で暮らす小学六年生の瀬川大介には、自らの鬱屈を晴らすささやかな楽しみがあった。 それは隣家に住む、指が二本ない謎の老人佐藤北海が見守る貧弱な樹がつける花芽を削 り取ること。開花を待つ北海の喜びを奪うことで、不満を溜めた老人が“暴発"することを願っ ていた。だが、夏休みに入ったある日、大介の油断を衝いてその樹が白い花を咲かせる。そ れを見た北海は突如ボストンバッグを抱えて旅に出発、両親...

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◎ 我が家のヒミツ  奥田英朗

集英社 2015.9.25結婚して数年。どうやら自分たち夫婦には子どもが出来そうにないことに気づいてしまった妻の葛藤(「虫歯とピアニスト」)。53歳で同期のライバルとの長年の昇進レースに敗れ、これからの人生に戸惑う会社員(「正雄の秋」)。16歳の誕生日を機に、自分の実の父親に会いに行こうと決意する女子高生(「アンナの十二月」)。母が急逝。憔悴した父のため実家暮らしを再開するが(『手紙に乗せて』)。産休中なのに、隣の謎め...

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◎ 神さまたちの遊ぶ庭  宮下奈都

光文社 2015.1.16小中学生三人を連れて、福井からトムラウシに移り住んだ宮下家。 そこは「神々の遊ぶ庭」と呼ばれる、大自然に抱かれた別天地。 小さなコミュニティの中で、家族それぞれが大切なことを感じた、春夏秋冬一年の記録 ——。TSUTAYAまで60キロ、最寄りのスーパーまで37キロ。小中学生あわせて15名の学校には、元気満々曲者ぞろいの先生たち。ジャージで通学、テストも宿題もないけれど、毎日が冒険、行事は盛り沢山。大...

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読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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