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◯ 私にとってオウムとは何だったのか  早川紀代秀・川村邦光

ポプラ社 2005.03本書では、教団幹部として様々な事件に関わった早川紀代秀被告が、幼い頃の生い立ちから自らを振り返り、麻原彰晃とオウム真理教との関係を、慙愧の念を持ってとらえ返している。また宗教学者・川村邦光は、日本宗教史から宗教弾圧と宗教的テロリズムを概観し、オウム真理教およびその事件を、早川被告に焦点を絞って論じている。 先日読んだ 春江一也さんの「ウィーンの冬」で オウムのテロ活動の主軸として描...

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◎。ウィーンの冬  春江一也

集英社インターナショナル 2005.11文明の交差点、魔都ウィーンの地下で交錯する北朝鮮工作員、日本のカルト教団信者、武器商人、イスラム過激派、そして日本人外交官たちそれぞれの思惑と怨念。「核テロ」のターゲットはTOKYOだった!ベストセラー『プラハの春』『ベルリンの秋』につづく、元外交官作家・春江一也の「中欧大河ロマン三部作」、ここに完結。 「プラハの春」から「ベルリンの秋」「ウィーンの冬」と内容が落ちてくる...

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◎ 火花  又吉直樹

文藝春秋 2015.3.11お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。 賛否両論のこの本ですが 私は悪くなかったなぁ無理してる感はあったけど ちゃんと又...

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◎ 花のベッドでひるねして  よしもとばなな

毎日新聞社 2013.11.27主人公の幹は赤ん坊の頃、浜辺でわかめにくるまっているところを拾われた。大平家の家族になった幹は、亡き祖父が始めた実家のB&Bを手伝いながら暮らしている。美しい自然にかこまれた小さな村で、少し不思議なところもあるが大好きな家族と、平凡ながら満ち足りた暮らしをしていた幹だったが、ある日、両親が交通事故に遭ってしまう。大事にはいたらなかったが、それから家族が不気味なうさぎの夢をみた...

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◯ 僕は小説が書けない  中村航・中田永一

KADOKAWA/角川書店 2014.10.31生まれながらになぜか不幸を引き寄せてしまう光太郎。引っ込み思案で心を開くことができず、親しい友人もいない。血のつながりのない父親との関係をはじめ、家族との距離感にも悩んでいる。高校に入学した光太郎は、先輩・七瀬の勧誘により廃部寸前の文芸部に入ることに。実は光太郎は中学生のとき、小説を書こうとして途中で挫折した経験があった。個性的な先輩たちや強烈な個性のOBふたりに振り回さ...

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☆ 村田エフェンディ滞土録  梨木香歩

角川書店 2004.4.27時は1899年。トルコの首都スタンブールに留学中の村田君は、毎日下宿の仲間と議論したり、拾った鸚鵡に翻弄されたり、神様同士の喧嘩に巻き込まれたり… それは、かけがえのない時間だった。だがある日、村田君に突然の帰還命令が。そして緊迫する政情と続いて起きた第一次世界大戦に友たちの運命は引き裂かれてゆく…爽やかな笑いと真摯な祈りに満ちた、永遠の名作青春文学。 久々に 本を読んで泣きました…トル...

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◎ 海うそ  梨木香歩

岩波書店 2014.4.10ただただ無心に漏れ来る光の林よ・・・昭和の初め、人文地理学の研究者、秋野がやって来た南九州のとある島。山がちなその島の自然に魅せられた彼は、踏査に打ち込む――。歩き続けること、見つめ続けることによってしか、姿を現さない真実がある。著者渾身の書き下ろし小説。しっとりとした中にも力強さのある作品ですね…美しい自然と その中で生きている人々の朴訥な力強さ人間の根源にも関わる信仰への迫害と...

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読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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