記事一覧

◎。猫舌男爵  皆川博子

講談社 2004.03.25棘のある舌で少女を舐め苛む怪異な男爵の物語……? 日本の稀覯本『猫舌男爵』の翻訳に取り組む外国人翻訳家ヤン。だが、言葉と文化のギャップは誤解と憶測を呼び、ヤンと本の関係者たちを思いがけない運命へ導く。爆笑必死の表題作他、死期が近づくと水槽に入る奇妙な世界の死生観と孤独を描く「水葬楽」、女性画家の生涯を死亡時点から遡ることで驚愕の真実が明かされる「睡蓮」等、小説の無限の可能性を広げる奇...

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○ 妖かし蔵殺人事件  皆川博子

 中央公論社 1989.10若手歌舞伎俳優が、公演中の劇場から忽然と消え、小道具商の蔵の中から死体で発見された。殺人は殺人を呼び、梨園の人間関係の複雑さを窺わせる。舞台のけれんと、トリッキーな雰囲気に満ちた本格ミステリー。 歌舞伎の世界が舞台になっているのが私的にはツボでございます~絵金や国芳なんて名前が出てくるのも嬉しい♪ ただ 謎解きはちょっとぎこちなく感じたのは私だけ?^^;犯人の人物像の描き...

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◎。死の泉  皆川博子

 早川書房 1997.10第二次大戦下のドイツ。私生児をみごもりナチの施設「レーベンスボルン」の産院に身をおくマルガレーテは、不老不死を研究し芸術を偏愛する医師クラウスの求婚を承諾した。が、激化する戦火のなか、次第に狂気をおびていくクラウスの言動に怯えながら、やがて、この世の地獄を見ることに…。 双頭の去勢歌手、古城に眠る名画、人体実験など、さまざまな題材と騙りとを孕んだ、絢爛たる物語文学の極み。(...

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◎。アルモニカ・ディアボリカ  皆川博子

 早川書房 2013.12.1918世紀英国。愛弟子エドらを失った解剖医ダニエルが失意の日々を送る一方、暇になった弟子のアルたちは盲目の判事の要請で犯罪防止のための新聞を作っていた。ある日、正体不明の屍体の情報を求める広告依頼が舞い込む。屍体の胸には“ベツレヘムの子よ、よみがえれ!アルモニカ・ディアボリカ”と謎の暗号が。それは、彼らを過去へと繋ぐ恐るべき事件の幕開けだった。 『開かせていただき光栄です』続...

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◎ 開かせていただき光栄です  皆川博子

 早川書房 2011年7月18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室から、あるはずのない屍体が発見された。四肢を切断された少年と顔を潰された男性。増える屍体に戸惑うダニエルと弟子たちに、治安判事は捜査協力を要請する。だが背後には、詩人志望の少年の辿った稀覯本をめぐる恐るべき運命が…解剖学が先端科学であると同時に偏見にも晒された時代。そんな時代の落とし子たちがときに可笑しくも哀しい不可能犯罪に挑む。あ...

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にゃ~ご

Author:にゃ~ご
読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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