記事一覧

梨木 香歩(なしき かほ):読了作品リスト

梨木 香歩(なしき かほ、1959年 (昭和34年-)は、日本の児童文学作家、絵本作家、小説家。 鹿児島県出身。同志社大学卒業。イギリスに留学し、児童文学者のベティ・モーガン・ボーエンに師事する。『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を受賞。『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞を受賞。『沼地のある森を抜けて』で第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞大賞を受賞。同作...

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◎ 椿宿の辺りに 梨木香歩

朝日新聞出版 (2019/5/13)自然、人間の体、こころの入り組んだ痛みは家の治水、三十肩、鬱と絡み合い、主人公を彷徨えるツボ・椿宿へと導く。皮膚科学研究員の佐田山幸彦は三十肩と鬱で、従妹の海子は階段から落ち、ともに痛みで難儀している。なぜ自分たちだけこんな目に遭うのか。外祖母・早百合の夢枕に立った祖父から、「稲荷に油揚げを……」の伝言を託され、山幸彦は、鍼灸師のふたごの片われを伴い、祖先の地である椿宿へと向...

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◎。f植物園の巣穴 梨木香歩

朝日新聞出版 (2009/5/7)歯痛に悩む植物園の園丁がある日、巣穴に落ちると、そこは異界だった。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、愛嬌のあるカエル小僧、漢籍を教える儒者、そしてアイルランドの治水神と大気都比売神……。人と動物が楽しく語りあい、植物が繁茂し、過去と現在が入り交じった世界で、私はゆっくり記憶を掘り起こしてゆく。怪しくものびやかな21世紀の異界譚。 『椿宿の辺りに』を読むにあたり未読だっ...

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◎ 丹生都比売 梨木香歩作品集

新潮社 (2014/9/30)胸奥の深い森へと還って行く。見失っていた自分に立ち返るために……。蘇りの水と水銀を司る神霊に守られて吉野の地に生きる草壁皇子の物語――歴史に材をとった中篇「丹生都比売」(1995)…大化の改新前の吉野を舞台に、丹生都比売という姫神と、水と、銀とに彩られた、草壁皇子の少年の日々を描く と、「月と潮騒」(2008)…古い冷蔵庫から聞こえる潮騒の音 「トウネンの耳」(2008)…本から滑り落ちた古い押し葉が鳥...

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◎ 冬虫夏草  梨木香歩

新潮社 2013.10.31疏水に近い亡友の生家の守りを託されている、駆け出しもの書きの綿貫征四郎。行方知れずになって半年あまりが経つ愛犬ゴローの目撃情報に加え、イワナの夫婦者が営むという宿屋に泊まってみたい誘惑に勝てず、家も原稿もほっぽり出して分け入った秋色いや増す鈴鹿の山襞深くで、綿貫がしみじみと瞠目させられたもの。それは、自然の猛威に抗いはせぬが心の背筋はすっくと伸ばし、冬なら冬を、夏なら夏を生きぬこ...

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◯ 僕はそして僕たちはどう生きるか  梨木香歩

岩波書店 2015.2.18やあ。よかったら、ここにおいでよ。気に入ったら、ここが君の席だよ―『君たちはどう生きるか』の主人公にちなんで「コペル」と呼ばれる十四歳の僕。ある朝、染織家の叔父ノボちゃんがやって来て、学校に行くのをやめた親友ユージンに会いに行くことに…。そこから始まる、かけがえのない一日の物語。 言いたいことは解るのだけれど… 私には「ん?道徳の授業ですか??」なんて思ってしまうくらい 押しつけがま...

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☆ 村田エフェンディ滞土録  梨木香歩

角川書店 2004.4.27時は1899年。トルコの首都スタンブールに留学中の村田君は、毎日下宿の仲間と議論したり、拾った鸚鵡に翻弄されたり、神様同士の喧嘩に巻き込まれたり… それは、かけがえのない時間だった。だがある日、村田君に突然の帰還命令が。そして緊迫する政情と続いて起きた第一次世界大戦に友たちの運命は引き裂かれてゆく…爽やかな笑いと真摯な祈りに満ちた、永遠の名作青春文学。 久々に 本を読んで泣きました…トル...

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◎ 海うそ  梨木香歩

岩波書店 2014.4.10ただただ無心に漏れ来る光の林よ・・・昭和の初め、人文地理学の研究者、秋野がやって来た南九州のとある島。山がちなその島の自然に魅せられた彼は、踏査に打ち込む――。歩き続けること、見つめ続けることによってしか、姿を現さない真実がある。著者渾身の書き下ろし小説。しっとりとした中にも力強さのある作品ですね…美しい自然と その中で生きている人々の朴訥な力強さ人間の根源にも関わる信仰への迫害と...

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◎ 雪と珊瑚  梨木香歩

 角川書店 2012年4月珊瑚、21歳。生まれたばかりの赤ちゃん雪を抱え、途方に暮れていたところ、様々な人との出逢いや助けに支えられ、心にも体にもやさしい、惣菜カフェをオープンさせることになる……。久々の梨木作品 梨木さんの作品は人の原点としての暖かさがあります母の愛を受けずに育った珊瑚の雪への思いがうれしい 自分が与えられなかったからと気負うのではなく ただ自然とこぼれ出ている愛になんだかほっとす...

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○ ピスタチオ  梨木香歩

筑摩書房 (2010/10)緑溢れる武蔵野に老いた犬と住む棚 アフリカ取材の話が来た頃から不思議な符合が起こりはじめる なにものかに導かれてやってきた、アフリカ棚は、すでに動きはじめたこの流れにのるしかない、と覚悟をきめた…前半の武蔵野での愛犬マースとの物語と 後半のアフリカを舞台にしたスピリチュアリティな物語随分違った雰囲気のお話が 唐突なように感じたりバランスがいいと感じたり・・・ 最後のピスタチオ...

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○ ぐるりのこと  梨木香歩

新潮社 (2004/12/22)高千穂岳に近い山荘で出会った一頭の鹿のこと、イギリスのセブンシスターズの断崖でドーバー海峡の初夏の風に吹かれながら友と交わした会話、トルコのモスクでのヘジャーブをかぶった女たちとの出会い、イラク戦争の衝撃、少年少女による殺害事件への強い思い―喜びも悲しみも深く自分の内に沈めて、今いる場所から、一歩一歩確かめながら考えていく。待望のエッセイ。 ぐるりのこと とは 自分の身の回り...

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読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

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