記事一覧

◎。雪の鉄樹 遠田潤子

光文社 (2016/4/12)祖父と父が日々女を連れ込む、通称・たらしの家で育った庭師の雅雪は、二十歳の頃から十三年間、両親のいない少年・遼平の面倒を見続けている。遼平の祖母から屈辱的な扱いを受けつつも、その傍に居るのは、ある事件の贖罪のためだった。雅雪の隠してきた過去に気づいた遼平は、雅雪を怨むようになるが…。愛と憎しみの連鎖の果てに、人間の再生を描く衝撃作。 これは面白かった!一気読みです遼平の両親と...

続きを読む

〇。天使などいない 永井するみ

光文社 (2001/04)こんなことになると分かっていたら-。嫉妬、思い込み、仕事への情熱、癒しを求める心…それらが、気づかぬうちに不吉な暗雲を呼び、思わぬ事件が発生する。等身大の女性たちを描いた9つの物語を収録。面白いとは思うのだけれど あまり好きじゃないかな…そもそも恋愛物があまり得意でないうえに トップの『別れてほしい』がとても苦手なタイプの作品だったので 他の作品も素直に読めていないかもしれません^^; 『...

続きを読む

☆ 三つ編み レティシア コロンバニ 齋藤可津子訳

早川書房 (2019/4/18)3つの大陸、3人の女性、3通りの人生。唯一重なるのは、自分の意志を貫く勇気。《インド》不可触民のスミタは、娘を学校に通わせ、悲惨な生活から抜け出せるよう力を尽くしたが、その願いは断ち切られる。《イタリア》家族経営の毛髪加工会社で働くジュリアは父の事故を機に、倒産寸前の会社をまかされる。お金持ちとの望まぬ結婚が解決策だと母は言うが…。《カナダ》シングルマザーの弁護士サラは女性初のトッ...

続きを読む

〇。遺産ゲーム 藤原一裕

KADOKAWA (2017/9/15)「英次、お前だって天下取りたいって思ってんだろ?」バカだバカだと思ってた兄貴が、実は一番ヤバイ奴だった…!狙うは、テレビに映る2億円。完全犯罪は完遂されるのか。原&英次のチンピラコンビ初お目見えの「別荘」含む7編の連作集。 藤原一裕さん 読み終えてから知ったのですが お笑い芸人『ライセンス』の方だそうですね^^;それぞれ全く違うお話かと思っていたら 最後にみんなが登場する一編 こ...

続きを読む

〇。雛を包む 有吉玉青

平凡社 (2006/1/24)大好きな着物の衣ずれの音のこと、祇園の懐かしい宿のこと、山本夏彦さんの鳶色の瞳のこと、そして母が描いたうさぎの茶碗のこと。四季折々の茶席のはなしから、日本語や歌舞伎・文楽まで、やわらかに、日本の「琴線」に触れる、三七篇のエッセイ。 有吉玉青さん 初読みの作家さん 有吉佐和子さんの娘さんだそうです茶道の事、着物に纏わる話、日本の伝統文化、そして旅 4章からなる『日本』を感じるエ...

続きを読む

◎。ふたたび蝉の声 内村光良

小学館 (2019/3/1)いろいろあるけど、前に進もうと思う。五十歳を目前に控えた進は、役者という職業を細々と続けながら、東京で暮らしている。最近ようやく順調に仕事が入るようになったが、娘と妻のいる家庭内では、どうにも居心地の悪さを感じるようになった。ときどき、ふと漠然とした不安を感じることがある。これから自分たちはどうなっていくのか……。故郷で一緒に育った姉、友人。老いていく父と母、そして今の家族、妻と娘...

続きを読む

◎。罪の轍 奥田英朗

新潮社 (2019/8/20)昭和三十八年。北海道礼文島で暮らす漁師手伝いの青年、宇野寛治は、窃盗事件の捜査から逃れるために身ひとつで東京に向かう。東京に行きさえすれば、明るい未来が待っていると信じていたのだ。一方、警視庁捜査一課強行班係に所属する刑事・落合昌夫は、南千住で起きた強盗殺人事件の捜査中に、子供たちから「莫迦」と呼ばれていた北国訛りの青年の噂を聞きつける―。オリンピック開催に沸く世間に取り残された...

続きを読む

〇。旧友再会 重松清

 講談社 (2019/6/26)あの人にいま会えたら、何を伝えますか?子育て、離婚、定年、介護、家族、友達。人生には、どしゃぶりもあれば晴れ間もある。重松清が届ける5つのサプリメント。年を重ねると増えていく「再会」の機会。再会は、別れがあるから存在します。どう別れたかで、再会の仕方も変わってくる。会いたい人、会いたくない人、忘れていた人。《結婚もして、子どもをつくり、そして、いま、家族をなくした。》あなたな...

続きを読む

◎ 希望の糸 東野圭吾

講談社 (2019/7/5)「死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。これは 加賀恭一郎シリ...

続きを読む

〇。秋暮の五人 くらまし屋稼業4 今村翔吾

角川春樹事務所 (2019/4/11)八朔の日、亥の刻。芝湊町の土蔵に、見知らぬ者の文で呼び出された男たちが、密かに集まってきた。骨董商の仁吉、役者の銀蔵、寄木細工職人の和太郎、浪人の右近、板前の壱助。文の差出人は果たして誰なのか? 五人が呼び出された真の理由とは?一方、虚の一味、初谷男吏と榊惣一郎は仕事をしくじり、高尾山から江戸市中に戻ってきた。めくるめく展開に一瞬も目が離せない。まさかのラストに、驚愕するこ...

続きを読む

☆ どうしても生きている 朝井リョウ

幻冬舎 (2019/10/10)死んでしまいたい、と思うとき、そこに明確な理由はない。心は答え合わせなどできない。(『健やかな論理』)。家庭、仕事、夢、過去、現在、未来。どこに向かって立てば、生きることに対して後ろめたくなくいられるのだろう。(『流転』)。あなたが見下してバカにしているものが、私の命を引き延ばしている。(『七分二十四秒めへ』)。社会は変わるべきだけど、今の生活は変えられない。だから考えることをやめま...

続きを読む

プロフィール

にゃ~ご

Author:にゃ~ご
読んだ本を忘れないよう 備忘録^^; TOP写真はパリの本屋さんです♪

管理メニュー

カテゴリ

ブロとも申請フォーム